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“名古屋市立植田中学校でものづくり学校が行われました”

1月11日(木)に名古屋市植田中学校でものづくり学校が行われました。

今年は13名の講師の方々に参加していただき
中学一年生約300人の将来に向けて、モノづくりを通して未来を考える体験授業をお届けしてきました。

私たちがなぜこの授業をさせていただいているかと言うと
次世代のこどもたちの選択肢を広げ、日本の文化や仕事に触れてもらう。
手触りある授業で五感を鍛え、社会との接点を経験することで未来にもっと希望を持ってもらいたいからです。
日本の10年後にもっとワクワクををミッションとして掲げているわたしたちにとって、まさにそれを体現する活動です。

生徒の皆さんには、それぞれの講師のもと、「日本のモノづくり」について触れることでモノづくりの愉しさを知り、将来について考える何かのキッカケになればと思っています。また講師の先生の生き様や、業界についての知識を知ってもらうことで経験の幅を広げることに加え、自宅に帰って親とも仕事のことが話してもらえるとリスペクトし合えるいい関係になれるんじゃないかなと願っています。

陶芸、靴、枕、貼り箱、絞り染め、左官、印刷、環境、建築、デザインなどつくり手に加えて、つたえ手にも参加していただいています。
社会には様々な選択肢があること、強みが掛け合わさってみんなが嬉しい社会に一歩近づく感覚を養っていただきたいという想いです。


それでは授業の様子をお見せ致します。

陶芸家:深田涼さんの授業

陶器のパーツから、アクセサリーを作り、展示用のオリジナル什器を製作している様子。

枕職人:北村圭介さんの授業

生地や中材を数種類から選び、それぞれ好きなサイズのオリジナル枕を製作している様子。

貼り箱職人:野村菜月さんの授業

下地となる厚紙に色々な紙を包んで貼る、貼りの技法を用いてそれぞれの箱を製作している様子。

有松絞り作家:安保成子さんの授業

彩やかな染液を用いて、防染をし、個性のあるペンスタンドを製作している様子。

革靴職人:鈴木達也さんの授業

ヌメ革をオイル染料で好きな色に染めて、裁断、ホックで留めてキーホルダーを製作している様子。

左官職人:松木一真さんの授業

土と砂と藁を自分で調合して各々のデザインを考えながら、土壁のアートパネルを製作している様子。

シルクスクリーン印刷:可児幸太郎さんの授業

シルクスクリーン印刷の原理を学び、エコバッグにシルクスクリーン印刷をしている様子。

環境プロデュース:梅澤ルミ子さんの授業

植物から自然に抽出したエキスを使用し、自分のオリジナルな香りのボディソープを製作している様子。

建築家:藤岡祐介さんの授業

200mm角のダンボールを敷地に見立て、紙を切ったりして空間を作り、
自由に縮小模型を表現している様子。

グラフィックデザイナー:安藤真理さんの授業

「誰」に「何」を「どのように」伝えるかを意識しながら、お菓子のパッケージを製作している様子。

コピーライター:後藤麻衣子さんの授業

コピーライターがどのように言葉を選び、考えているのかを紐解き、
実際に誰かの心をキャッチする「キャッチコピー」を考えている様子。

ペーパーステンドグラス:内水茜さんの授業

専用の薄い色とりどりの紙を織りなして創るペーパーアートを製作している様子。

刺繍作家:石黒和絵さんの授業

ワンポイントの刺繍をしてくるみボタンに仕立て、ヘアゴムまたはブローチを作っている様子。

いかがでしたでしょうか?

参加した講師の方々からは、

「子どもたちが本当に喜んで輝いている姿を見て自信になった」
「子どもたちに分かりやすく自分に経歴や展望を話すために考えたことで自分を見つめ直すことができた」
「子どもたちにモノづくりの楽しさや地域の伝統という宝物を伝えられた」
「子どもたちの未来の可能性の一つとなれば嬉しい」
「この仕事をしていてよかったと再認識できた」

などの感想をいただきました。

直接次の世代に伝えていくことで、
これからのものづくりをどう繋げていくのか
改めて課題も見つめられるいいキッカケにもなりました。


おわりに

先生とは字の通り先を生きている人。
上下の関係ではなくななめくらいの感覚で。
時には横に寄り添ってみたり、子供たちの純粋なやりたいことをサポートできる存在でありたいと願っています。

教壇に立ってみたい方も募集しておりますのでお問い合わせいただければ幸いです。

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