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ひたむきに今の自分にできることを成し遂げる舞台裏の立役者

こんばんは。
冷凍のそばを食べ続ける三科です。いよいよ夏ですね。


今日は、ハンドボールをしている卒業生の応援に行ってきました。

フリースクールを卒業し高校に入学したのが昨日のように感じますが、もう引退の時期だということで、ずっと行けなかった試合を観に行く日々を送っています。

初めに観たのは地区大会予選と言うんでしょうか。

「吹田の眠れる獅子」と言われた元ハンドボール部の馬場の高校時代の試合も観に行ったことがないのに、本格的な男子ハンドボールの試合はもちろん初めて。

その身体能力の高さに、「すげえ」と同時に「悔しい」と感じました。

馬場とペーターと3人で観に行ったのですが、新卒採用のペーターでさえも「あんな時がオレにもあったなぁ」と遠い目で空を見ながら言う程、トボトボと会場を後にしたのを覚えています。

THE青春でした。

そして、一度も勝てなかった相手にも勝ち北大阪で優勝。
最高の試合を見届け、今日は再び大一番。


職員研修でミッションビジョンの再確認。無駄なシャンデリアに頭をぶつけ続けました。

昨日の職員研修の後に急いで駆け込んだ試合も順当に勝ち進め、今日の相手はもう体格からして今までとは違うことが一目瞭然。

ミシンマスター日彩にお願いし四辺を固め、生徒にも手伝ってもらった手作りの横断幕と、小太鼓を片手に応援団に混ざりいざ勝負。


日彩のミシン裁き。
ペーターも野球部で甲子園を目指していた時のメガホンを持参。もはや応援団長。

結果は残念ながら敗北。

卒業生も最高にかっこよかったけど、相手が本当に強かった。敵ながらあっぱれです。


昨日と今日の試合で思ったのは、レギュラーメンバーを支え応援に徹した控えの子たちのひたむきさを見習いたいということでした。

自分がサッカーをしていた時は、田舎の学校だったので応援に回ることもなくずっとレギュラーで、よく考えると応援側の気持ちになったことはありません。

いざ応援する側になってみると、その子たちの姿勢に感銘を受けました。

まず、今大会からいきなり参上した見ず知らずのおっちゃん達に何を聞かれてもちゃんと丁寧に答えてくれました。

挨拶もしっかりしているし、試合終わりにはお礼も言ってくれます。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、大人になっても挨拶や感謝ができない人は山ほどいます。

一方で、彼らは背筋がしっかり伸びていました。

そんな彼らと一緒に応援をしていると、一番スポットライトのあたるレギュラーメンバーや卒業生はもちろん応援しますが、この応援団の子たちの方こそ僕は応援したくなりました。


応援団の太鼓担当大臣。いい子すぎる。

差し入れは、試合には出ないけど応援席で試合をしている子たちへ。

食べっぷりもさすがの高校生。応援ってホントに大変なんです。

おかげで喉はガサガサ。プレゼンの練習で声をやられるのとはまた別の痛みです。

ハンドボールが好きでクラブに入り、「なんで応援ばっかり…」と思うこともあるはずです。

「こんなことをしにオレはクラブに入ったんじゃない!」と感じている子もいるかもしれません。

でも、ベンチや応援席でできることを全うし、縁の下の力持ちに徹した彼らもむちゃくちゃかっこいいんです。

日頃支えてもらう側の立場として、自分の周りにいてくださる方々に改めて感謝をしなければと思いました。

近畿大会に出るには5位決定戦に勝たなければいけません。

スケジュールを調整しまくってぐちゃぐちゃですが、「ここ」のスタッフと一緒に卒業生や応援団の応援をすることにとても大きな意味や気付きがあると感じています。

1年生の時からずっとレギュラーで、この3年間色んなことがあったとは思いますが、フリースクールにいた時から愛嬌が抜群にあった卒業生の彼を今でも応援できることは本当に幸せです。

筋トレのモチベーションにも火が付きます。

一緒にがんばるぞー!

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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