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今だからこそ問われる大人の姿勢
19歳になった頃から音楽活動を始め、出逢った不登校の子どもたちに勉強や楽器指導をしつつ警察や他機関とも連携を拡げ、多くの子どもたちと出逢い様々な社会課題と直面しました。
「このクソみたいな社会課題を解決するために、恐らく自分は生まれてきたんだろう。」
そんな不思議な感覚を覚えるようになったのもそのあたりからでした。
そこからもうすぐ20年。
僕自身がこの20年の間で数えきれないくらいたくさんの失敗をしてきたように、日々ご相談をお受けする内容もまた同じようにご自身の子どもへの対応や接し方を責められ苦しんでおられることが多いです。
同じ問題がひとつもないように、答えもまた同じではありません。
いや、そもそも答えなんてないんでしょう。
だから、怪しい広告に惑わされたり、一見取っ付きやすい成功事例や参考書のようなものにすがってしまうこと自体、仕方がないのかもしれません。
ただ、子どもが大人に騙され搾取されれば怒り狂うように、僕にとってはお母さんやお父さんがそれに似たような状態になるのも黙って見過ごすわけにはいきません。
僕が20年前から変わらず持ち続けている違和感があります。
それは、
子どもたちの想いや意見は、絶望的にこの社会に反映されていない。
ということです。
このnoteでも何度か同じような気持ちは書いていますが、社会的弱者であればあるほどその想いは届いていないという実感は、今になってもちっとも薄れることはありません。
これは学校内でも社内でも家庭内でも同じだと感じる方もおられるのではないでしょうか。少数派でしょうか。
一人の子どもの一つの意見が尊重されないどころか意見を言うことも許されず、意見を言っていいことも知らない社会で、何が多様性だと子どもたちに花で笑われ絶望される大人に僕はなりたくありません。
親子間や先生と生徒間ではもしかしたらこういったことも忘れがちになってしまうのかもしれないと、相談をお受けしていてよく感じます。
「子ども(や生徒)がこんなことを言ったりしたりするんでこうしたり言ったりしてるんですけど聞かなくて!」
そんな内容のご相談をお受けした時、
「その時、お子さんは何て言ってどんな表情をしていましたか?」
そう聞くと、
「えー、何て言ってたかは忘れましたが…とにかく言うことを聞かないんです。」
と仰ります。
僕もそうですが、人に伝え終わったらもう「会話」をしたような気分になることもしばしば。
でもそこに相手はいません。
大人が子どもにどのような姿勢で接すればいいのか。
そんなことを教え子が書いてくれたので記事にします。
彼とは、彼が中学2年生の時に出逢いました。
とにかく不器用で理想が高く妥協できないという、なかなか大変な彼ですがハマるとものすごい力を発揮する天才タイプです。
たまに「ここ」に来てくれますが、子どもの反応を見るのがおもしろいです。会ってほしい大人の一人です。
そんな彼の経験と想いをご覧いただければと思います。
(有料マガジンでご覧いただく方がお得ですが、この記事だけでもご購入いただくことはできます。)
不登校になったキッカケと年齢、期間
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