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LGBTQ当事者にインタビューしました!

今日はJASHメンバーのAさんとBさんに自分のセクシュアリティについてのインタビューを行った。

Aさん


Aさんが自分がゲイであると気づいたのは大学1年生の19歳の頃である。当時バイトをしていたときに仲が良かった男子友達をしだいにずっと一緒にいたいなどの恋愛的感情を寄せていった。学生時代に辛かったこととしては、どうしても少し女らしさが出てしまったり、ゼミで集まったときにこのゼミにゲイっていないよね?というようなノリになったことであった。また、会社に入ってからは、会社の上の方が性的マイノリティについて、保守的な考えを持っていため、対策などは特になく、上司からの「結婚しないの?」などといった言葉に、「いやいつかはしたい」と返すと「あー良かった!女の子を好きになれるんだ」と言われたことがあり、傷ついたという。また、Aさんはあまりカミングアウトされておらず、信用できる人にだけしているといい、家族や会社にもしていないそうだ(カミングアウトしない=信頼していないではなく、相手の負担を考えてカミングアウトしない場合もある)。人の考え方は変わるから、ゲイといっても色んなゲイな人がいるわけで、ゲイという言葉だけで一括りにしないで欲しい、ゲイとしてAさんを見るのではなく、一人の人として見て欲しいと述べていた。

Bさん(FTM)


Bさんは物心着いたときから、自分が女性でいることが嫌にかんじていた。しかし、自分のお父さんが暴力的だったりとあまりいいイメージがなかったため、男になりたいとも思わなかったそうだ。学生時代に困ったこととしては、親や周りの友達に隠しながら生きてきたことと言っていた。スカートではなくスラックスを親に頼んだが受け入れて貰えなかっり、Bさんはまさかトランスジェンダーとかじゃないよなみたいな声があったそうだ。当時はトランスジェンダーの人が男になるには、シスジェンダーで男性の人よりもっともっと男らしくしないと認めてはとらえなかった。大人になって1人で生きていく覚悟ができるようになってから、性転換手術をするときに家族や周りの友達などにもカミングアウトをするようになったそうだ。家族からは当然最初は受け入れて貰えなかった。しかしその後1本の電話が届き、今までの行動を全て謝られたそうだ。しかしBさんは過ぎ去った学生時代のことなどを謝られても何も変わらないとあまりいい気分にはならなかったそうだ。
そして、大人になって性転換手術する際にホルモン注射ではなく、Bさんは珍しい胸から摘出した。なぜなら、ホルモン注射を打つことでより男性化をし、お父さんみたいになったり、性格が豹変することを恐れたからだ。Bさんにはどこかとても強い精神力みたいなものが見受けられて、その姿はとてもかっこよかった。

私は将来このように学校生活で自分自身を隠しながら過ごしている子や親に言うことが困難である子を1人でも救いたいと思っている。そのためには、まずLGBTQとはなにかということについて、しっかりとした知識を持つ事が大切である。また、知らないから、興味が無いからと放っておいていい問題でもない。一人ひとりが分かろう、LGBTQは変なことじゃないってことが当たり前になる世の中になって欲しい。

【ユースメンバー 高3 みさき】

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