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【開催報告】「みんなのルールメイキング」中国エリア生徒大会

2月8日(土)に「みんなのルールメイキング」中国エリアの生徒大会を行いました。岡山県・広島県から19名の中学生・高校生が参加してくださいました!

認定NPO法人カタリバ みんなのルールメイキングでは、生徒・先生・保護者が対話をしながら、学校のよりよい校則・ルールを見直していく「みんなのルールメイキング」を2019年度から推進しています。NPO法人だっぴは、中国地域のパートナー団体として教員交流会などの実施を担当しています。

ご参加ありがとうございました!

オプショナルツアー

会場は、倉敷市の美観地区周辺にある空飛ぶ車展示場・MASCさんのイベントスペースを利用しました。なので、開始までの時間のオプショナルツアーとして、空飛ぶ車の試乗や航空機のデモ操作を体験できました。

実践紹介パート

実践紹介では、以下の4校が取り組みをプレゼンしました。

  • 岡山県立御津高等学校

  • 英数学館中学・高等学校

  • 広島県立呉三津田高等学校

  • 岡山県立興陽高等学校

御津高校:フリードレスの取り組みで、生徒も先生の雰囲気にも変化があった
英数学館中学・高校:今年度から始動したルールメイキングPJの試行錯誤の軌跡を報告
呉三津田高校:三津田メイカーと称した取り組みで、校外のスマホの一部利用など校則改定
興陽高校:R4年度の髪型の規定に始まり、服装やスマホ利用などの改定に向けた課題などを発表

ワークショップパート

後半では、サンドボックス案を考えるワークを行いました。サンドボックスは、ルールメイキング・サミット2024での全体トークセッションでキーワードの1つとなったもので、それが印象に残った生徒も多かったのです。

そこで、変えたい現実をいきなりガラッと変える提案ではなく、最終ゴールは示しつつ、期間限定・エリア限定など「小さく始める」提案を考えてみました。

異なる学校の人でグループをつくり、議論。
ルールメイキング活動は校則改定に限らない

生徒や教員など、提案の対象となる人たちに及ぼされる影響を考えます。また、それを文章(文字情報)だけでなく、イラスト(画像情報)でも表してみます。イメージするゴールが文字情報だけではズレたり、提案者のイメージそのままを受け取ることは難しいので、画像によって認識の差異をできるだけ少なくしようという試みでした。

また、変えたいとする現実は、具体的に「いつ頃の、どの場所で、誰がどのような状態でいる場面なのか」をイメージすることで、目指したいゴールが鮮明になるのではないかとも思います。

「リンゴ」という文字でも、イメージがズレることもある。

リフレクション

最後は、各学校で集まって「次の1歩」を考えます。その決意は、(美観地区に来てもらったので)大原美術館のポストカードの裏面にマジックで書き残しました。

これからやってみたいこと

  • 生徒、先生、保護者での解釈の違いや理想について話し合う場を設けたいです

  • 試行期間入れます。

  • 色んな意見を聞いて実践していくことにチャレンジしていこうと思いました。

  • 自分の学校にもフリードレスを取り入れてみたいと思った。

  • たくさんの意見を出して先生とたくさん考えていい学校にして行けるように頑張りたいと思いました。

  • 今回の話を共有。特に生徒指導の教員!!!

  • 休み時間でのiPadの使用の自由化に挑戦したい。スマホや髪型に関する校則の改訂。

  • まずは、今日学んだことを他のメンバーや先生に伝える話し合いを行いたいです。

参加者の感想

  • 今回のイベントに参加して色んな学校の活動を聞きやはり試行期間が大切で話し合って考え方も変わったので参加出来て良かったなと思いました。

  • とても有意義な会でした。私の高校でもルールメイキングを、始めたのですが、なかなか話が進まず、困っていたところ、この会議に参加することになりました。先生には自分の高校と近い条件の高校のことを調べるといいと言われていたけど、実際集まって話してみると、新たな発見、自分たちのすべきことが明確になってきました。これからもどんどん、外部との話し合いがあれば参加させていただきたいです。本当にありがとうございました。

  • 実際に校則を変えた学校の発表を聞いてみて行動力が大切だと分かった。他の学校の人の意見を聞けたり、交流できてよい経験となってよかった。校則を変えるためにはみんなが同じような解釈をする必要があると分かった。


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