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立秋を過ぎて 〜木曜の教室から

毎週木曜、「京の気功入門」は天野の唯一の定例教室です。
初めての方も長く通う方も、毎週同じ流れで、安心して集中されています。お話から加筆訂正。

2024.8/8   天野泰司  (NPO法人運営責任者)

立秋が過ぎて、日差しがだんだんに減ってくる。
ホッとして、心理的なゆるみが出てくる。

辛かったこと、思い出したくないことが
「思い出しても大丈夫」になると、辛かったことがひとつ緩和された、
「気にならない」ようなら解消したことになる。

心に残っているということは、体の中に残っているということ。
思い出すこと自体が、乗り越えられる時
その時に、からだをできるだけ楽にしていく。

自分の好きな場所で、ゆっくりすごすのも良い。
お風呂につかるのも。
気功をするのも。
動きながら、順々に辛さの残っているところに気づいてゆるみ、
心が軽くなっていく。

心と体は一緒に動いている。

動き方を変えていく。
力を使わないで動くと、緊張が最小限になる。

きょうの前半(ふりこ〜波)では、立って動くなかで、ゆるみを体験して。
座ってゆったり動く後半(おちつく気功)は、心を大切に。

ちょっと見た映像、隣の人が話していたことなど、
ふとしたものが入り込むことがある。
無意識に入り込んだものを、体の違和感を取っていくことで解消できる。

実習・立って動く

 ・・参考 肩の荷がおりる気功

上を向いて、ぽかんと口を軽く開ける。
首と頭蓋骨の境目が、頚椎2番になる。そのあたりから曲がる感覚で。

首の右側が通ると、頭の血が下りてほっとした感じに。
左側が通ると、貧血みたいにふらふらしなくなる。

心臓のある左側が、頭に血が上る側、
右が頭から血が降りる側。

暑い時は頭に気が昇りがちなので、
首の右側をゆるめておくことが特に大切。

首を楽にして、少し上を向き、
「胸鎖乳突筋」(首の左右の筋肉)に軽く手あて。

実習・心がおちつくやさしい気功

9月末で、この会館が閉館になる。
新しい場も予約してあるが、それまでの時間、
このすばらしい環境を味わっていこう。


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