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新幼児教育の設計「独り言」

「新しい幼児教育のスタイル」

教育再編が急ピッチで進む中、新幼児教育の設計が始まったことは既にお伝えした。実は、今まで、新たな教育スタイルを設計するときは指導法や教材という面から行ってきた。勿論、指導に対する理論的背景やビジョンは欠かすことできない。しかし、今回はちょっと違う。まず人の顔が浮かんできた。それも実に様々な人の顔が浮かんでくる。そして、新教育を受け入れる器、つまり教室という物理的特性も浮かんでくる。これは、今までとはまったく違う、私にとって新たな創造の世界だ。すると、出てくる人達は、新教育の中でそれぞれが主張できる場が見えてくる。建物を建てるときは、本来、その地方でとれた材を使うべきだ、それが大工としての考え方だと聞いたことがある。東西南北、それぞれの場で育った材は、家の東西南北で使う。まさに「適材適所」と言われる所以だ。

これからの教育には「分析総合」という文字が似つかわしい。教育、とりわけ幼児教育は子どもだけのものではない。子育て真っ最中の「ママの為」という発想も重要だ。すると生活を考える必要もある。私は、子どもが育つ過程で大切なものの存在を改めて認識することができた。それは「水」だ。胎児や幼児の身体の大半を「水」が支えている。この事実に改めて水の大切さを感じざるを得ない。子ども達のアレルギー疾患にも関係するだろう体質は、自らの力を高めていく必要がある。こうして、私の新しい幼児教育に「水」が加わった。子どもの環境を分析し、大切なものを加えていく。「水」は、その代表とも言えるだろう。

 具体的な事はまだ言えないが、新たな発想から、幼児教室の全体像が浮かんできた。子ども達を取り囲む環境の劣化は、今後益々深刻な状況になるだろう。神戸の小学1年生殺害事件は、子ども達の行動に新しい規制が入ることを臭わせている。つまり、保護者も子ども達も、今一番求めているのは「安心」と「安全」な環境なのだ。当然ながら、幼児教室の物理的な内容も検討する余地がある。そして、重要な指導内容の設計に入る。勿論、基本は言語・数・知覚の柱を外すことはできない。また、平成の子ども達の身体的問題を起こしている「感覚統合」はもう一つの指導対象となるだろう。そこには遊びや運動、音楽なども必然的に含まれてくる。更にもう一つ重要な内容が加わる。これはまだ明かすことはできない。申し訳ないが企業秘密と言う事になる。

教育に対する保護者の考え方は今後更に高くなっていくだろう。例え、社会的な二極化という面はあっても、教育の必要性と重要性について疑う余地はないからだ。そして、我が子の教育に対する保護者の要求も高くなるだろう。しかし、その要求に比例して、自らの責任や義務も高くなる事を実感する筈だ。これからの社会は既に要求だけでは成り立たず、自らに課された義務と責任を遂行していかなければ成立しない社会になる。「自己責任」という言葉が重くのしかかる事になる。今、若い世代の「育児放棄」が問題になっている。子どもを出産した時点で自己責任が生じることを自覚しなければならない。貧困問題もあるが、少子化という中で、大切な幼い命を社会で保護していかなければならない。幼児教育を通じ、出産、育児、子育て、躾け、生活習慣、幼児の学習など、広く情報発信と対応をしていきたいと願っている。

 新たな幼児教育の設計は、様々な人達の存在が可能にしている。

2014/9/25


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

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