効果の出る学習
「効果の出る学習 ①書写」
20年前の研修が復活
20年ほど前、岡山から始まった、塾の先生方対象の「フラッシュカード」研修会が行われました。開催毎に50名を超える先生方が参加されました。昨日の勉強会でも、保育園で実践されている内容に、先生方は驚きの声を上げられました。「この内容で行われたら、幼児教室の存在が危うくなりますね。というより、危機ですね!」という声まで出てきました。この保育園の見学は難しく、こうしてビデオでしかお目にかかれません。30年近くご指導をさせて頂き、子ども達に多くの成果が出ていることに嬉しく思うのと同時に、人間的にも成長されている卒園児にも、幼児期の教育の大切さを改めて実感します。
20年前の研修は多岐にわたり、フラッシュカードと共に「書写」についての研修会も行われていました。「書写」という学習は非常に一般的で皆さんよくご存じだと思います。誰にでも簡単にできることから、実はあまり重要視されない学習方法の一つでした。「書写」は主に小学生が対象です。でも、この学習方法を細かく分析をすればするほど、幼児には幼児に適した方法と効果があり、同じく、小学生似は小学生の、そして中学生には中学生に向けた「書写」の学習があることが解りました。私の研修で学ばれた先生が、塾に帰り実践されその効果についてご報告を頂きました。「書写」は目立つ教育法ではありません。しかし、教育法の中で最もベーシックな学習です。
学習の中で大切にしなければならないもの何でしょう。それは当たり前の事なのですが「文字を丁寧に正しく書くこと」です。学習に対する丁寧さは全て猪学習に於いて最も優先されるべきことです。これは、学習を通じもう一つの自分を鍛えてくれます。人間力を鍛えると言っても良いのでしょう。そして、この学習が幼児期から行う事ができたなら、その子の人間力はさらに大きく向上することでしょう。
年齢が高くなればなる程、字形は定着し直すことは困難になります。社会に出て雑な文字を書けば周囲はどのようにその人となりを見るでしょうか。文字は大切です。文字は真似ることから始まります。模倣するという行為はかなりの知力が必要です。だから、文字を学べるのは人間だけです。それも、意味を理解し学ぶ事ができます。大人でも「書写」をされる方は多くいます。それが「写経」です。心を落ち着かせ、なぞることに集中する。なぞり終えた後何と清々しいことか。派手さはありませんが、着実に子ども達の学力を支えていく「書写」こそ、幼い内から行わせるべき学習です。
石川教育研究所では、「書写」学習を段階的に指導しています。「ひらがな練習帳」と言う教材があります。これは、文字を初めて書く幼児用に作られた教材です。ですから、五十音表になっています。文字は書き順が大切です。日本語は縦に線が流れていきます。対する英語は横に流れていきます。この違いは大きく、やはり文字は縦書きにして学ぶべきでしょう。「ひらがな練習帳」には幾つかの特徴があります。まず、全て原稿用紙のようなマス目の中に文字が入っています。次にマスの中に円が描かれています。これは平仮名の字形の特徴を活かすためのものです。そして、書き出しのところに付いている”●”「はじまる君」です。幼児には幼児に適した指導法があるべきでしょう。こうした年齢に対応した「書写」指導があります。
では、書写の効果にはどんなものがあるのでしょうか。
丁寧な文字が書けるようになる
字形が綺麗になる
書くことが楽になり、楽しくなる
集中力がついてくる
多くの語彙を広い使われ方の中から具体的に獲得できる
心が落ち着く
長文読解が苦にならなくなる
文がすらすら読めるようになる
作文が得意になってくる
様々な文の書き方を体験体感できる
ケアレスミスがなくなる
成績があがる
「書写」の効果は直ぐには出てきません。それは”気がつくと”という場合が多いようです。短く限られた時間内で行うので、家庭学習に適した学習法ではないでしょうか。今からでも、毎日の家庭学習でしてみて下さい。現在、勉強会を機会に、「書写」をお考えの方が増えてきました。期間限定ですが「書写」教材をお安くお求めになれます。まもなくホームページで掲載を致しますので是非、試されてみて下さい。
2014/9/29
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
石川先生監修!
幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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