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ことばの大切さ 情操教育から
「伝える、伝わる、そして受け止める」
昨日、全国の幼稚園・保育園でマーチングを指導されている「高橋則子」先生とお話しをさせて頂いた。これまで、ピアノやエレクトーン、そしてバイオリン等の楽器演奏を指導されている先生と、音楽指導(情操教育)についてお話しをお伺いしてきた。そして、「高橋先生」にも同じ質問をさせて頂いた。
「幼児のマーチング指導に当たり、知的教育の必要性を感じますか。」という質問だった。先生の性格もあるのだろう、即答で「必要です」と返ってきた。例えば「楽譜」、文字と同じで読めることが要求される。そして、「指示」、言葉の理解がなければ指示を受けても無理だろうというお話しだった。私は、長岡の保育園で園児の演奏や合唱を長年聴いてきた、そこで二十年以上前、我が子が通う幼稚園でも同じレベルの歌や演奏を期待していた。しかし、そこで歌われていた歌は、単なる怒鳴り声だった。メロディーも伝わってこない。大きな声を張り上げるだけのものだった。
物事を伝えるには、伝えようとする相手が、伝えられたことを受け止めるだけの力が必要だ。そこで、初めて物事が「伝わる」。情操教育だからことばなど関係ないと思われがちだが、情操教育だから必要な基礎力というものがある。言葉の存在は、人間の証でもある。言葉を吸収し理解することで「情を操る」ことが理解でき、表現できるのだろう。幼児にマーチング指導をされる方だから、指導に大切なことをご理解されているのだろう。指導する側される側共に必要なもの、それが「ことば」だと思う。私達、教育に携わる者はその「ことば」を教えている。子ども達の心に正しい「ことば」を与え続けて行かなければならない。
2014/10/8
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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