2月19日/2022

（続き）しばらく休憩。風景堪能しつつ下りの心配。このままここにいたいのは山々なんだけれど、山を降りなくては帰れない。意を決してリュックを背負う。歩き出して数十分。早速雪に足を取られて派手に転ぶ。ま、下は雪だから身体に損傷なし。だけれど、やっぱり先が思いやられる。登りを思い起こせば難所が何箇所かあったな。難所をクリアできるのか？。恐怖に勝てるのか？。実は高所恐怖症なんだ。登りの苦しみとかより、下降の恐怖が今までもずっとネック。登りの疲労も加わって、登るよりも下りの時間が長いのが自分の特徴。そんなざまなのに今回は最大のピンチ到来ではないか？。そんなこと思い悩んでも仕方がないか。そんなことわかって登って来たんだし、ともかく降りなければ人生お終い。そう腹を括って降りていく。一つ一つ気になっていた難所が現れる。慎重にの三乗ぐらいに慎重に降りていく。そういうのを一つ一つクリアして、下界に近づいて来た。もう大丈夫。下界の駐車場も見えてきた。そこに続く階段。雪と泥が混じり合っている地面。空気も暖かく感じる。そう思った途端に転んだ。山は最後まで気を抜けないんだな。とはいえちゃんと今回も帰って来れた。振り返って今降りてきた越前岳の姿を拝む。山の神様に感謝。さ、今度はどこに行こう。その前にしっかりした滑り止め用意しないとどこにも行けないか。