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砂被り席で大迫力富士山観戦。

2024/4/2

寒い3月も過ぎて、やっと空気も緩んできたかな?。さすがにもう道路凍結とかもないだろうと中央道へと車走らせる。空気が緩んだ分、景色も白くヴェール被ってるかな?。と心配したけど大月近くなったら、富士山見えてきましたよ。今日は久々に富士山の至近距離まで行ってみようと出かけてきたよ。目指すは精進湖のパノラマ台。富士吉田出口までの間。どんどん近づいてくる富士山。そして、三つ峠山とクッキリ青空に輪郭線が見えてて感激。でもやっぱり空気は白く霞んでいく気配があるので早く上に着いたにこしたことはない。下できれいな富士山でも、パノラマ台に到着時には、富士山は白い幕の向こうってことが今までも何度もあった。片道1時間ほどで、さほどの急登もないし、気楽に登れてリハビリみたいな気分の時はやってくる大好きなコースだけど、やっぱり富士山見えた方か絶対いいもん。春っぽい陽気になって富士吉田の道は少し華やいで見える。さらに鳴沢の樹海も抜け、精進湖方面にハンドルを切る。朝はまだ早いけどなんとなくすれ違う車も多い気がする。まもなく精進湖駐車場に到着。わ、けっこう車停まってるじゃん。とはいえ、いつもシーズンオフの時ばっかだからなあ。いつも一台も停まっていないレベルから言って、けっこう停まっているじゃん発言なのだが。この様子だと山に入ってる人もけっこういるんだろうな。パノラマ台は広いけど椅子とかないんだよな。人で賑わって、ゆっくりできないんじゃないかという懸念が。次が来る前にさっさと靴履き替えて、身支度整えて出かけよう。今日は上着着なくても行けそうな気がする。薄手のフリースでストック一本出して登山口まで歩き始める。富士山は完璧な姿見せてる。下界では軽装で日差しも燦々だけど、富士山は氷の塊のように光り輝いている。怖いぐらいの大迫力だ。さあ登山口に着いた。道を見上げると、いきなりの岩の転がる坂道が待ち受けている。傾斜が緩やかだとはいえ、ここは静かに進みたい。道のりは短いとはいえ体力温存したい。明日も繁忙期真っ只中の仕事に響かない山行にしたいからね。おあつらえ向きに前方に男性2人組かおしゃべりしまくりながらゆっくり歩いている。あの2人に近づかないぐらいのスピードで登って行こう。傾斜か緩やかとはいえ、やっばり呼吸は乱れる。前半の雑木林の九十九折の道。展望も効かないし我慢の登り。でもゆっくり歩けば楽々進んでいける。そんなゆるい登りも前方に岩の坂道が見えてくるとちょっとキツくなる。前方を先行するおじさんたちが止まった。こちもスピードは大分落ちたはずなんだけど、向こうは止まっておしゃべりを始めている。あの後について行くにはちょっとごめんなので、静かに地味にパスして行くことにした。軽く挨拶して、お先に!。二人の会話は少しずつ遠ざかっていく。すっかり誰もいなくなった山道。そして木々の合間に富士山がちょくちょく現れるようになってきた。こうなってくると俄然足取りが軽くなってくるから自重しなくちゃ。とはいえ快調な精神は肉体も伴って快楽としかいえない状況。早く上に行って南アルプスや富士山を眺めたい。足を交互に持ち上げどんどん登っていく。そしてここの唯一のアトラクション的なポイントに到達。幽霊船みたいに見える二つの橋。一つ目の橋は前は途中崩落してたはずだけど、今回は土嚢が積まれて、安心して渡れるように補修されていた。その次の橋も難なく通過して、後はパノラマ台への分岐までもう少し。でもここからの道が意外と狭いし片側は切れ落ちてるので注意!。それに斜度も上がっている。でも、思ったより早く分岐の道標が見えてきた。ここまで来るとまだ葉が茂っていない林の向こうにまだ真っ白の南アルプスの圧倒的な気配。メチャカッコいいんですけど。ここからさらに登りはキツくなるんだけど、ゴールは間もなくだ。駐車場に着いた時は山の中も人がいっぱいなのかなと思っていたけど、ここまでさっきの二人組にしか会ってない。意外に今日は空いてんじゃないのか?。あわよくば頂上の広場独り占めかも。そう思うとラストスパート的な気分になってきた。そして本栖湖方面とパノラマ台の分岐の道標に到着すると、後はゆるい下り。道の先か開けて明るくなってくる。まさにビクトリーロード。トントンと道を小走り気味に歩いていくと、これでもかというぐらいの富士山が眼前に迫ってくる。思った以上の富士山。何度来てもこんなに大きかったっけ?。と新鮮な驚き。こんなに何回も手軽に神々しい御姿を我々に開帳してくれる富士山の神様。本当にありがとうございます。パノラマ台は思った通り誰もいない。朽ちかけた東屋の下に転がっている丸太にリュックを下ろして、広場を携帯のカメラで富士山や本栖湖や南アルプスをむやみやからと写真撮りまくった後、パンを一個食べて。今日も大満足の山行。山の神様お邪魔しました。ありがとうございます。さあ帰ろう。車の運転気をつけてね。じゃまた!。

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