万年筆ライフを楽しく!
万年筆ライフを楽しく!
今回は、万年筆ライフを送るうえで便利なグッズを2点紹介します。
ブロッタ―
ブロッタ―は、書きたての濡れた筆跡に押し当て、余分なインクを吸い取って汚さないようにするための文具で、捺印の際などにも使われることもあります。意外とその存在は知っているが、なんていう名前なのかわからない、高そう、別世界のアイテムという方も多いかもしれません。高級感溢れる高額なものもありますが、値段も1000円前後から販売されておりリーズナブルに手に入りますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
構造について
構造は、弓状になっている部分に吸い取り紙を挟んで、筆記した後に上から押さえつけてインクを吸い取ります。
注意点
万年筆は、インクが乾くのに多少時間がかかります。注意しないとその上で手を動かしてインクが滲んでしまうことがあります。そのような時、ブロッターでちょっと押さえれば、滲みを防ぐことができます。一度使うと手放せないアイテムです。
ガラスペン
以前紹介したガラスペンも一本あると便利です。
インクの選び方
万年筆を使う上でなくてはならないインク。しかし数百種類あるインクの中からどのインクを選ぶのかは、迷いだすとなかなか決められないもの。気になるインクを実際に書き比べてみたい。そんな時に役立つのがガラスペン。
手間をかけずに
一旦万年筆にインクを入れると、構造上別のインクに入れ替えるのは手間がかかります。付けペン方式で試し書きをしてもインクを替える時はかなり入念に洗浄しなければならないので、色によっては落としきれない場合も。
インクの特性を生かす
そのような時ガラスペンなら、水につけるだけで簡単にインクを落とすことが出来るので思う存分書き比べができます。構造上もペンにインクが残ることは無いので、まずはガラスペンで試し書きして、インクの色合いを見定め、納得が入った段階で万年筆に入れるとインクの特性をより生かすことができるようになります。
次回は数種類の定番インクの紹介と、前回紹介したインクをガラスペンで書き比べをしてみたいと思います。
編集後記 第16回
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