夏、それはひと夏の夏
ある日僕は見てしまった。
鈴木あいこ(仮)のとても恥ずかしい姿を。
高鳴る鼓動。
目と目の間がぼやーっとして僕は言葉を失った。
そう、忘れもしない。
金曜の2時間目の授業は音楽だった。
とある金曜、2時間目の音楽。
そのときはピアニカで僕はスイカの名産地を弾いていた。
その瞬間を見た僕は3時間の国語の授業なんて全く頭に入らなかったのを覚えてる。
国語、確か先生は担任の榎本だ。
そうだった。何を見たか話しておかないと前には進めない。
俺は見たんだ。
いや、見てしまった、、
見てはいけなかった、、
未だに後悔しかない。
なぜ俺は見たんだ!
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