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面会謝絶
物のやり取りが曜日・時間指定があるということは、面会に至っては、どうなの? と聞いてみた。
案の定、
「今は、できません」
だった。
ベットの上だけで、一日を過ごしている状態。
小さなテレビはあったが、このときの母にはテレビは雑音でうるさいと感じるらしく、見ないといっていた。
看護師さんが話し相手をしてくれていたが、それでも一日の大半を黙って過ごしている。
頼みの綱は、携帯でのやり取りだけ。
ときどき、母の話す内容に??? となることや、同じ質問をしても答えがバラバラなときもある。
夜の定期連絡で、食事の内容や何をしたのか聞くと、毎回、同じような答えが返ってくる。
「歩行器で歩いてトイレまで行ったよ」
と話すこともあった。
「ホントかな? 歩けると思う?」
姉とそんな話をして、今現在、母の最新状態がまったく把握できない中、
「母が言うんだから、そうなんだよ」
ごもっとも。
内心、半信半疑だったが、物事プラスに考えることにした。
とにかく、面会謝絶状態が早く解消してくれと願う。