Meta Quest Pro で アイトラッキングを試す
「Meta Quest Pro」 で アイトラッキングを試したのでまとめました。
1. アイトラッキング
ヘッドセットの内向きカメラによって、プレイヤーの視線を検出します。プレイヤーの視線は、UI選択などの入力信号や、他のプレイヤーとのアイコンタクトに利用することができます。
開発環境の準備
Oculus Questアプリと同様です。
3. 矢印の配置
視線方向を指し示す矢印を配置します。
(1) Hierarchyウィンドウに空のGameObjectを追加し、「Arrow」と名前指定。
(2) Arrowの子に3つの赤いCubeを配置し、矢印を表現。
4. アイトラッキングの追加
アイトラッキングの追加手順は、次のとおりです。
(1) Hierarchyウィンドウに空のGameObjectを追加し、「EyeGazeController」と名前指定。
(2) ゲームオブジェクト「EyeGazeController」に「OVREyeGaze」を追加。
「Tracking Mode」に「World Space」を指定します。
(3) ゲームオブジェクト「EyeGazeController」に新規スクリプト「EyeGazeController.cs」を追加。
ドラッグ&ドロップでArrowの参照も指定します。
・EyeGazeController.cs
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class EyeGazeController : MonoBehaviour
{
public GameObject arrow;
OVREyeGaze eyeGaze;
// スタート時に呼ばれる
void Start()
{
eyeGaze = GetComponent<OVREyeGaze>();
}
// フレーム更新毎に呼ばれる
void Update()
{
if (eyeGaze == null) return;
// アイトラッキングの有効時
if (eyeGaze.EyeTrackingEnabled)
{
// 視線の同期
arrow.transform.rotation = eyeGaze.transform.rotation;
}
}
}
「OVREyeGaze」のAPIリファレンスは、次のとおりです。
(4) 「OVRCameraRig」の「General → Eye Tracking Support」に「Required」を指定。
(5) 「OVRCameraRig」の「Permission Requests On Startup → Eye Tracking」をチェック。
5. アイトラッキングの実行
アイトラッキングの実行手順は、次のとおりです。
(1) アクセス許可のダイアログが表示されるので、許可ボタンを押す。
(2) 視線と矢印が同期するのを確認。