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2024年秋季 赤十字救急法救急員養成講習(1日目:赤十字救急法基礎講習、2日目・3日目:赤十字救急法救急員養成講習)

1日目:赤十字救急法基礎講習
日 時:2024年 10月20日(日) 12: 30~17:00
指導スタッフ:3名 運営スタッフ:3名
受講者:18名(赤十字ベーシックライフサポーター認定者:18名)

2日目:赤十字救急法救急員養成講習
日 時:10月26日(土) 9:00~17:00
指導スタッフ:2名 運営スタッフ:2名
受講者:17名

3日目:赤十字救急法救急員養成講習
日 時:10月27日(日) 9:00~17:00
指導スタッフ:3名 運営スタッフ:1名
受講者:17名(ファーストエイドプロバイダー認定者:17名)

場 所:日本赤十字社新潟県支部 1階 クロスホール
もぐもぐタイムエリア:クロスラウンジ

講習スケジュール

毎年、春と秋に行っている新潟市分団主催の救急法救急員養成講習。
クロスラウンジには、お菓子も用意して、準備万端。
開始時刻までの受付時間内では、「赤十字のこの一年」動画を映写。
まずは定刻、スタッフ紹介からオリエンテーション、手当の基本・一次救命処置・気道異物除去を学ぶ、救急法基礎講習から始まりです。

本日の指導員は、H,K,Sの3名。学科担当はS指導員、非常に丁寧に細かく実施、でも話し足りなかったご様子。記録写真がありません。m(_ _)m

実技は、赤十字のWEB CROSS -電子講習室-のデータを主体にポイントを解説して行いました。
まずは、手当の基本の生命の徴候の観察から、デモはなく、WEB CROSSの動画を視聴してからの実技実習。

赤十字救急法基礎講習(赤十字ベーシックライフサポーター)テキスト
手当の手順
動画視聴後のポイント説明
生命の徴候の観察

生命の徴候の観察は、傷病者の発見 ⇒ 周囲の観察 ⇒ 全身の観察 ⇒ 反応の確認まで、一時救命処置の手順と同じことを確認し、実施して貰いました。手当の基本の体位変換、回復体位保温の仕方においても動画視聴、しかし、一回の視聴ではわかりづらいところもあり、指導員のデモも交えながらの実技講習になりました。(^^;)

体位変換
回復体位の試技
保温

いよいよ、一次救命処置(心肺蘇生法とAEDの使い方)の実技になります。
ここでも、WEB CROSSの視聴から始めます。

一次救命処置(心肺蘇生法とAEDの使い方)の手順
心肺蘇生法とAEDの使い方の動画視聴中、S指導員は真面目に正座姿勢!

ここからは、3人一組で、ひたすら心肺蘇生法とAEDの使い方を繰り返しの練習です。

人が倒れています
反応の確認
一番大切な胸骨圧迫(心臓マッサージ)
AED到着
救急隊への引き継ぎ

実技試験前、最後の実技講習:気道異物除去(背部叩打法・腹部突き上げ法)、忘れてしまいそう。(^^;)

背部叩打法
腹部突き上げ法

そして、指導員3人による試技(2分30秒)ご披露後、無事に実技検定終了。
全員合格。もぐもぐタイムの休憩後は学科検定。

学科試験の様子

受講者の皆様、学科も全員合格となり、赤十字ベーシックライフサポーターとして認定いたしました。

赤十字救急法救急員(ファーストエイドプロバイダー)養成講習テキスト

2日目からは、応急手当。赤十字救急法救急員養成講習です。包帯法で使用する三角巾は、事前に洗っていただき、お名前を入れていただくことを依頼しました。2日目の指導員は小生HとM女子、学科担当はM女子です。

学科からスタート
ファーストエイドプロバイダーとは
まずは三角巾のたたみ方と結び方
三角巾のたたみ方
三角巾の結び方と解き方
保護ガーゼの効果と包帯の目的
基本のキ、直接圧迫止血法
三角巾と棒などを使った止血帯止血法
専用の止血帯(ターニケット)を使った止血帯止血法

いよいよ三角巾を使ったキズの手当、実技テストとなる包帯法の始まり。

額・頭の周囲の包帯法
頭の包帯法
多くの方が悩まれる膝の包帯法
腕の吊り方

ここからは、骨折法です。
三角巾だけで、固定に副子を使わない固定法:足首の捻挫と鎖骨の骨折から始めました。腕の吊り方と混同しやすいのが鎖骨の骨折の固定法、皆さん苦労されていました。

かわいい靴下ですね。足首捻挫の固定法
腕吊りと混同しやすい鎖骨の骨折の固定法

この後、副子を使った前腕の骨折の固定法を行いましたが、副子や当て物の準備と配布でスタッフが忙し過ぎて、写真はありません。(^^;)
2日目は、これにて終了。

骨折の手当では欠かせない副子

3日目は、骨折の手当の続きから始まりです。
本日の指導員は小生Hと昨日からのM女子に加えKお姉様が参戦、学科担当はKお姉様にお願いしました。この日もスタップが忙し過ぎて写真少なし。
骨折の手当:下腿の骨の骨折と膝の骨折の固定法の写真なし。m(_ _)m

この講習では二時事故への配慮が一番大きい搬送の学科
一人で後ろから引っ張って運ぶ方法

私と受講者皆様の腰が危険なので、体勢を作って引っ張る前でお終いです。
この後は、総合実技も実施しましたが、運営に忙殺され写真なし。(T_T)

総合実技(救護シミュレーション)の展開計画です

総合演習は、受講者皆様の実質的集大成でした。
大地震後のパニックに近い状態での傷病者の救護活動、皆さん、目を見張らんばかりの大活躍、一部の波乱と喜劇もございましたが・・・。写真でご覧いただけないのが悔やまれます。(T_T)

英気を養う休憩時間での「もぐもぐタイム」でお菓子を沢山食べ、いよいよ、本講習の本当の集大成となる実技検定と学科検定で終了です。

実技試験の様子
学科試験の様子

養成講習開校時の参加者17名。合格者は17名。
今回の講習は、小生が受講者の方のパートナー役をする必要もあり、慌ただしい感もありましたが、皆様のご協力により、受講者皆様全員の合格となりました。おめでとうございました。

ファーストエイドプロバイダーになられました皆様の引き続きの鍛錬と活動に期待しております。(^_^)

最終日、後片付け後のお帰り時、支部のSさんから、奥様の実家からという柿のお土産を大量にいただけ、恐縮至極。これも写真なし。(^^;)

今回の講習では、参加していませんでしたが、いつもまめまめしいN指導員にご配慮を賜り、テキストデータを活用することができて、重要なところを解りやすく表示することができ、学科検定対応にもなったと思います。
ありがとうございました。m(_ _)m

しかし、かえすがえすも、講習後半では、人的余裕が薄くなり、記録写真が疎かになってしまい、残念でなりませんでした。ご容赦下さい。

あらためて、本講習を受講いただきました皆様、ご協力賜りました指導員・運営スタッフ・支部の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(H) (^^)/