新潟シティマラソン2024 救護活動
今日は2024年10月13日(日)。時間は午前5時。
前日までの曇り空も無くなって、雲一つない快晴となった秋晴れの一日。
今日は2022年から当分団が救護として協力している、新潟シティマラソンの当日です。移動性の高気圧に覆われた新潟ですが、最高気温の予報は23.7℃と季節外れの暑さになりそうで、熱中症が心配なのですが…。
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団は、今年も救護ボランティアとしてこの大会に参加しています。私たちが集合する新潟市陸上競技場の集合時間は、午前6時半。さて、今日はどんな一日になることやら。
ここは新潟市のデンカビッグスワン。サッカーJ1のアルビレックス新潟のホームグラウンドとして有名ですが、今日の新潟シティマラソンはここがスタート地点です。早朝から多くの皆様が集まられていました。
ここはスタート地点、ものすごい人込みになっていますが、時間になれば一斉にスタートになります。もちろん、このスタート地点にある救護所にも当分団のI分団員が詰めています。皆さん無事にスタートしてくださいね。
場所は変わって、ここは新潟市陸上競技場の収容救護所。シティマラソンに参加するランナーを全力で護る、救護ボランティアの本拠地です。医師、看護師をはじめとする救護ボランティアが打ち合わせを行っています。
救護ボランティアが着用する、真っ赤なジャンパー。
背中に記される「MEDICAL」の文字が誇らしげです。このジャケットに赤の帽子を組み合わせて、コース上でもそれ以外の場所でも救護ボランティアと言うことが一目でわかるようになっています。
第5救護所、第8救護所ともに、配置される場所に到着すると準備を行い、ランナーを待ちます。ここまでは、まさかこんな一日になるとは第5救護所も第8救護所も、それ以外のすべての救護所も想像もつきませんでした。
そう、この時までは…
第5救護所で掲示した、救護所の看板。
苦しい時にはきっとこの看板が助けになる、そう思ってランナーの皆さんから見やすい位置に設置しました。この看板を見て救護所に入ってくるランナーの方々、絶賛増加中!。
皆さん、軽やかな足取りで駆け抜けていきます。
ここは新潟みなとトンネルを往復した後に待ち構える救護所。トンネルを通過するだけでも上り下りを繰り返した後の地点のため、体調に変化が出やすいのが、この場所の特徴じゃないかと思います。皆さん、無事に完走を!
当日は快晴で気温が上がり、熱中症が多発しました。足がつる、低体温、悪心・嘔吐などなどが第5救護所から第13救護所まで多発し、その方々が全て集まる収容救護所も、フィニッシュ救護所も目まぐるしく忙しい状態に。
筆者は第5救護所でしたが、ここだけでも熱中症は10人を超える人数でしたし、その他にも傷やケガ等がありましたから、救護所全体が大変だったと思います。
こちらは新潟市陸上競技場に設置された収容救護所の様子。収容救護所とは、コース上に設置された第1救護所から第12救護所で重症と判断された傷病者の方々を、この収容救護所に搬送してケアする最後の砦です。ここで回復されるランナーの方々もいれば、救急車で搬送するランナーの方もいらっしゃいます。
こちらも収容救護所の様子。こちらでは休んでいただき、経過観察が行われるスペースです。私たち新潟市分団からは調整員(各救護所とのやりとりや受け入れ、救急車による搬送をお手伝いする役割)が1名、その他はすべて看護師の方が対応します。
そうこうしてるうちに最終ランナーが通過し、それぞれの救護所は撤収時間に。最終的に、この記事を書いている時点では重傷者の方はいらっしゃらなかったようです。最終のミーティングで、救護本部で指揮を執られていた新潟市民病院の広瀬医師の言葉の中にあった「新潟シティマラソン史上、最大の救護作戦」という言葉が、この大会の救護ボランティアの皆さんの、全てを活動を表していると思います。
最後に記念画像を一枚。それぞれの救護所で目まぐるしく動き、救護ボランティアとしてランナーの皆様の命と健康を守るということの一助として戦った新潟市分団の面々と、救護班の全体指揮を行った新潟市の職員の方との一枚です。えぇ顔してますねぇ(^^♪
参加された皆さん、そしてすべての大会スタッフの方々へ
お疲れ様でした!
また来年、元気にここでお会いしましょう!
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団
新潟シティマラソン2024 救護ボランティア一同
(N)