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2024年10月 新潟市分団研修「止血法・きずの手当~三角巾包帯法1」

日 時:2024年10月17日(木) 19:00~21:00
場 所:日本赤十字社新潟県支部 1F ボランティアルーム
参加者:9名

毎月、いろいろとお題を決めて研修を行っている新潟市分団の研修。
今回の研修のお題は「止血・きずの手当~三角巾包帯法1」。
今回の「きずの手当~三角巾包帯法1」の研修は、普段の講習で行う内容の手当です。さぁ、それではいってみましょう!


研修開始前。いつも通りのまったりした時間

今回の参加者は指導員6名、分団員3名。今回の撮影は前回と同じくNが担当しています。余談ですが、N・Yは最近スマホをGoogle Pixel 8aに変えました。やっぱり画像が綺麗ですねぇ。技術の進化を感じます。

閑話休題。
皆さん、教本片手に手技を再確認していますね。普段からこうして三角巾に触れ、きずの手当や骨折の手当、止血の手技などを確認していないと、記憶も技術も曖昧になってしまいますので、指導員も含めて、再確認の意味でこうして研修を行っている、と言うわけです。


止血の手当の実技を確認中

モデルになっているのはS・K委員長。実技を行っているのはH・Y指導員です。行っているのは止血帯止血法の実技ですね。帯状にした三角巾と止血棒を使って止血を行います。
この帯状にした三角巾、実際にはこのような物が手元にないことが想定されるので、例えばネクタイとか、帯状にした大きめのハンカチなどでも代用できます。代用に使うものは帯状のものを使用しましょう。棒状の(例えばロープとか)などを使用すると、筋肉や血管など組織を損傷する恐れがあります。止血棒は強度のあるものを使用しましょう。


ターニケットを使用しての止血

S・T指導員がS・K委員長に行っているのは、ターニケットを使用した止血法です。このターニケット、医療用具で市販はされていませんが、日本赤十字社が行う赤十字救急法ではターニケットの使い方も習得することができます。普段使うことはないけれど(もちろん、ない方がいいけれど)、すぐに対応できるように研鑽を続けています。


頭頂部の包帯法

モデルになっているのは同じくS・K委員長。手当を行っているのはH・K副委員長。頭頂部の包帯はきちんと手技を行わないと保護ガーゼがズレたり、きちんと圧迫できなかったりします。簡単そうに見えて、実は意外に難しい包帯法の一つでもあります。


三角巾の包帯法では一番ポピュラーな前腕の包帯

続いては前腕の包帯です。モデル役はH・Y指導員、手当を行っているのはH・H分団員です。気遣いあふれるタッチで手当を進めていきます。


今回の研修中、唯一講習で行わない包帯法、耳を行っています

耳の包帯ってご存じでしょうか。以前は救急法の講習の中で行っていましたが、今は行っていません。昔はやっていたけど今はやっていない包帯法は他に「胸」「肩」「手のひら」「下腿」などがありますが(ちなみに私は「肩」が好きでした)、今回は耳。手当を行っているのはH・Y指導員。
手技を思い出しながら進めています。


新潟市分団では、様々な研修を常日頃から行っています。
救急車の到着時間が年々遅くなっている中、日常の応急手当や災害時でも、人間の命と健康を守り苦痛を軽減すること。これを、私たち一般市民でも可能にする救急法に挑戦されてみてはいかがでしょう?。

万が一の時の一次救命処置、急病やケガ、災害時に役立つ救急法。
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団では毎年春と秋の2回、養成講習を開催しています。また、新潟県内の各地でも、それぞれの地域の分団が救急法等の講習を開催しています。
受講を希望される方は、日本赤十字社新潟県支部のWEBを御覧ください。
また、新潟県外にお住まいの方も、それぞれの都道府県市区町村で、救急法等の講習を絶賛開催中です。詳しくはお住まいの都道府県の日本赤十字社、各支部のWEBをご覧いただくか、お問い合わせください。

こういった応急手当を受講すること、それは少し勇気が必要になることですが、非常時にはそれがきっと、周りの人たちへの大きな力と助けになるはずです。皆様の受講をお待ちしています!。(N・Y)