2023年春 救急法救急員養成講習(3日目)
日時:2023年6月18日(日)、6月24日(土)、6月25日(日)、10:00~17:00
場所:ゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)4F 談話室
毎年、春と秋に行っている新潟市分団主催の救急法救急員養成講習。
2023年は上記の日程で開催していますが、今日はその3日目、最終日です。
今日は「搬送」「救護」の学科と実技、それに「実技検定」「学科検定」。
長いようで短い3日間の講習も、いよいよ大詰め。これまで勉強してきたことの集大成の日だけに、指導員も感慨深いものがあります。
いよいよ3日目のスタート。
まず最初は、昨日に出来なくて一つだけ残っていた骨折の手当、「膝の骨折」の手当です。上半身もそうですが、下半身は特に手当するのに人数が必要になってきます。私たち指導員でも御覧の通り、最低3人は必要で、できればもう一人協力者がいると、手当もスムーズに運ぶと思います。
一人での救助は難しい。だから、人を見つけて協力を要請するのはとても大事なことなんです。
今度は受講生の方々が実際に行う番です。御覧のように、この骨折の手当は複数人で行うため、ある意味チームワークが大切になってきます。このため、救急法救急員の資格を取得されようとしている方々は、いざとなるとリーダーシップを発揮して協力者を広く集め、救急法救急員(赤十字ファーストエイドプロバイダー)として活躍してほしいと思います。
続いて行うのは「搬送」です。
毛布を用いた搬送や担架搬送、あるいは画像のように一人で行う搬送など、
様々な搬送がありますが、いずれの方法も失敗するとケガをする危険性が非常に高いので、この時間は指導員が最も緊張すると同時に、神経を使う時間でもあります。
画像の方法は「肩を貸して歩かせる」(正味そのままやんけ(笑))搬送の方法ですが、この方法は、あくまでも緊急避難です。
さぁ、いよ最後の実技「救護」です。
受講生の方々から4名をランダムに抽出し、傷病者役になっていただきます。その方々を残りの受講生の方々(13名)で救護する、と言うもの。
これまで勉強してきた救急法の内容を一つにまとめる、最後の実技。
この実技は正解はなく、行った手当がすべて。さぁ頑張って!。
倒れている人を目の前にして、反応を確認しています。奥に座っているのは、搬送される病院(新潟赤十字病院(仮称))の院長役を務めた、新潟市分団委員長の斎藤です。
これは実技検定の様子です。
きずの手当で三角巾1本使うものは、1分30秒で手当を完了させなくてはいけません。今こそ重ねてきた練習の成果を見せるときです。皆さん、緊張の面持ちで手当をされていました。
いよいよ最後の時間、学科検定検定。ここまでくると、後は全力を発揮するのみ!私たちは応援するのみ。みなさん、合格目指してがんばれ!。
万が一の時の一次救命処置、急病やケガ、災害時に役立つ救急法。
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団では春と秋の2回、養成講習を開催しています。また、新潟県内の各地でも、それぞれの地域の分団が救急法等の講習を開催しています。
受講を希望される方は、日本赤十字社新潟県支部のWEBを御覧ください。
また、新潟県外にお住まいの方も、それぞれの都道府県市区町村で救急法等の講習を開催中です。詳しくはお住まいの都道府県の日本赤十字社各支部のWEBをご覧いただくか、お問い合わせください。(N)