35歳の学び直し。意思決定の背景。デジタルハーバードHyper Island体験記 #0
タイトルの通りなのですが、この意思決定をするにあたり、たくさんの人のブログを参考にさせていただいたので、僕が書く文章も誰かの役に立てばいいなあ、というゆるいテンションで書きます。
改めまして、飯野と申します。私はいま35歳で、妻・7歳娘・3歳娘と楽しく暮らしています。
いまは自分の会社を持ちながら(今年の3月に登記したばかりの会社なので何もないけど)、主にスタートアップフェーズの企業のマーケティングや新規事業開発を支援しています。
そして、自分でも予想していなかったですが。2023年からスウェーデンのビジネススクールのHyper Islandに入学することになりました。
35歳から、学生になるというのはなんだか不思議な気分です。(働きながら参加できるプログラムなので、100%学生に戻るって感じではないですが。たぶん50%ぐらい)
普段、あまり自分の年齢は気にしない方なのですが、この意思決定をする前は
いまから学び直すってどのくらい意味があるんだろう?
キャリアとして大事な時間を、無駄にする可能性はないだろうか?
仕事との両立ってどのくらいできるのかな?
他の学生から年齢的に浮かないかな・・・?
などなど。それなりにこの年齢だからこそ、考えることも多かったです。じゃあなんでこの意思決定に至ったのか。
学び続けないと、危険な感じがした
私はIT業界にいる人間でして、どんどん変化のスピードが早くなっていることを身で感じています。新しい技術はどんどん出てくるし、少し前に流行っていたもの・使われていたものが数年後には古くなっているようなスピード感です。
特にChatGPTの登場からもわかるように、ひとつの技術がいろいろなもののゲームルールを大きく変えてしまうこともあります。
ここから5年10年でもっともっと驚くようなテクノロジーがどんどん登場してくるんだろうな、と思うととてもワクワクする一方で、常に新しいことを学んでいかないとビジネスマンとしての価値は下がってくるんだろうな、というちょっとした危機感もありました。
また、私は人をマネジメントしたりだとか、チームをまとめたりするようなことよりも、自分で手を動かしてあーだこーだ考えるのが好きなタイプです。今後もそういった働き方をするためには、プレイヤーとしても優秀である必要があって、トレンドを知る能力や新しいものに好奇心が常にある状態、学びつづけることを楽しめることが大事なんだろうなという思いもあり。
そんな考えが頭をグルグルしながら「なんかこれからの人生でもっと学べるように、学ぶということを学びたいな」という思いに至ったのは私としては自然なことでした。Lifelong Learningをするための基礎体力をもう一度つけたい、というか。
社会人10年はまだスタートラインじゃないか?
という流れで、ここから冒頭に書いていた年齢の話になるのですが、落ち着いて考えてみるとまだまだ35歳って若いんじゃないのかな、とふと思ったんですよね。
私は大学院卒なので、社会人歴としては10年ちょっとになるのですけど、この10年で何もできなかった新人時代から、いろいろな経験をさせてもらってある程度はお金を稼げるようになりました。新人のときよりももちろん、スキルの部分だけではなくマインドセット的な部分でも、成長はあったと思います。
ということは、今のスキルセットを全て捨てて、(いまの年齢で新卒の気持ちで)いままで全然経験したことがない仕事にトライしたとしても、10年という期間があれば家族を養えるぐらいには、スキルも経験もまだつくのかな、と。
今から10年後、僕は45歳。なんとなくまだ元気に仕事をしているようなイメージもあります。(もしかしたら腰とか肩が痛いとか言っている可能性はあるけれども)
今の日本の状況も考えると、70-80歳ぐらいまで働くことになりそうですし、これからの社会人生活もまだまだ長そうです。
そう考えると、まだまだ若い方なんだから、いろいろ言い訳せずに、やりたいこともっとやってこー、と思えたのでした。
ちなみに、日本の年齢の中央値は48.6歳(※)なんだそうです。10年後でもまだ日本という国のなかでは若い方になってしまうのか……。
※)参照:https://worldpopulationreview.com/country-rankings/median-age
やるなら早いほうがいい。体力的にも
残るは、じゃあなんで今なのか、ということなのですが、
早めにスキルを身につけられれば、これからの人生で活用できる時間が多くなる
仕事の稼働は減るので一時的に収入減してしまうけど、子供が大きくなったら支出も増えるので、いまこのタイミングが一番収入減のダメージが少なそう
仕事と両立しようとしたときに、明らかに睡眠時間も減るし、ストレスも増えそう。それに一番対処できるのは、残りの人生で一番体力がある今なのかもしれない
長女が中学受験の準備をしだすタイミングでは、ちょっと時間に余裕がある状態にしたかった。そうすれば私が教えることもできるし
などなどの理由から、思い立ったタイミングから早く行動するのが一番いいんだろうな、という結論に至りました。
という流れで、2022年末ぐらいから検討しはじめて、2023年9月の入学をすることになりました。
毎回もっと短くポンポン記事を出していこうと思っていたのに、すでに2,000字を超えてしまっている……。次の記事では、じゃあなんでその意思決定のなかでHyper Islandを選んだの? という話を書こうと思います。
(続くといいけれど……)
(追記)マガジン作ったよ
こちらに体験記はまとめておきます!
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