海外ビジネススクールを受講するための英語の準備について
さて、海外のビジネススクールいきまーす! みたいなことを言うと「さぞ英語ができるんでしょうねえ?」と思われることもありますが、まったく持ってそんなことはなく、英語に関しては強烈に苦手意識を持っています。
自分の英語力の無さは、実際にスクールが始まってから猛烈に再認識することになるとは思います。もう予想できてる、うん。辛い。
ただ、私のこれからの苦労は置いておいて、何かを新しく学びたいとかチャレンジしたいなって思ったときに英語の壁にぶつかる日本人は少なくないと思うので、一応私がどうやって準備してきたのか、どのレベルでチャレンジしようと思ったのか、を書いてみます。
もしかしたら、最高に中身がないかもしれない……。ただ、私もいろんな人の留学に向けての英語勉強ブログみて元気が出たタイプなので、私がどうだったかも残しておきます。
英語の勉強は出願の1年前ぐらいから
英語の勉強自体は大学院の進学を考える前の、2022年の5月から開始しておりました。
フリーランスとして仕事をするなかで、「あれ?英語できればもっと仕事の幅ひろがるじゃん」と思った瞬間がありまして、そこから勉強を開始しています。
ちなみに、大学生のときに受けたTOEICは、たぶん730点とかそんなもんだったと思います。国際ビジネスコミュニケーション協会のデータによると、2021年度のTOEIC全受講者の平均スコアは611点とのことなので、平均よりは高いように見えますが、大学の一番英語に触れていた時期でその点数なので、おそらく社会人になってからはもっと落ちていたと思います。
(私の出身大学は国際基督教大学(ICU)というそれなりに「グローバル!!」を押し出している大学で、授業は英語で行われたりしています。そのバリバリに英語に触れていたときでその点数です。大学のレベルのなかでは私の英語力は間違いなく底辺でした)
中高大学の延長線上で英語の勉強をしてもつまらないだろうな、というところから最初は発音の練習からスタート。発音記号について、一通り学んだあとで、GSETというオンライン英会話にて発音のフィードバックをもらうということをしていました。自分の発音ってネイティブからするとこんな感じで聞こえてるんだなーというのが毎回フィードバックがあることですごく理解が深まりました。
ちなみに英語が苦手な私でも、LとRを意識すればちゃんと発音を分けられるんだ!! と最初に理解できたときに感動したぐらいに、当時の私の英語のスピーキング能力はない状態でした。笑
慣れてきたタイミングでGSETを辞め、オンライン英会話を始めて日常会話をコミュニケーションを英語でする練習をはじめました。自分に合う先生でなおかつ、自分のことをちゃんと過去の会話も含めて記憶してくれる先生と出会えてから、英語をしゃべることに対する恐怖が多少無くなった気もします。
ちなみにRarejobから始めて、途中でCamblyに変更しています。変えた理由は、Rarejobの先生は私の英語を理解くれて日常会話もできていたのですが「こいつら日本人の英語に慣れてるだけじゃね??」という思いが払拭できず、グローバルなサービスに変更したというだけです。
その他、英語のアプリはめちゃくちゃいろいろ試しましたが、
Lingvist
Speak
ELSA
ELSA Speech Analyzer
に落ち着き、毎日やっていた感じです。
IELTSのオンラインはなんかあんまオススメしないかも
そんなこんなしながらも、大学院を目指すかーということになり、入学要件にはIELTSという英語の試験のスコアも必要だということがわかりました(そのぐらい、英語だとか留学とかということに対して、知識がなかった……)
ただ、単純に試験のための勉強というのは本当に気合いが入らなくて、「とりあえずあんま勉強せずに受けてみて、試験の流れを理解して目標とのギャップを理解した上で、入学前までに必要なスコア達成できればいいや」という感覚でとりあえずテストを受けたところで、たまたま必要なスコアは達成できたので、運よく(?)テスト対策はすることなく要件をクリアすることができました。
スピーキングだけは、CamblyでIELTS対策をしてくれる先生がいたので、4−5回ぐらい練習しました。
ちなみにIELTSは、オンラインで自分の部屋から受けました。部屋から受験できるのは非常に楽でしたが、システムのUXでいけてないところが多々あり、割とシステムには強い方である私でもいろいろとハマるポイントがありました。
主にスピーキングテストの、カメラとマイクの設定に大きなハマりポイントがあります。デフォルトではZoomのカメラ設定をそのまま引き継ぐようですが、そのカメラ設定がテストの要件に合っていない場合、テストが受講できません。そしてその肝心のカメラ設定はテスト環境に入ってからは変更できないので、堂々めぐりでした。
オンラインの受験では不正がないように、試験中もカメラ経由でずっとモニタリングされる仕組みになっています。あとは部屋のなかにカンニングできるものがないか、カメラを使った確認作業もありました。
リーディングの試験中考え事をするために天井の一点を見ていたら(単なる癖です)、「カンニングしてない?」と確認のため中断されたり、ということもあったので、よほど部屋でやることにこだわりたい場合以外は会場の方がいいのかな、と思います。会場で受けたことないからわからないですけど……。
Hyper Islandが求めるスコアと実際に必要なスキルは差がありそう
ちなみに、Hyper Islandに必要なIELTSの最低スコアは6.0です。これはおそらく他の大学などに比べると低い方ではありますが、ちょっとややこしいことになっております。
上記の記事にも書かせていただいたのですが、Hyper Island自体はビジネススクールです。ただ、提携している大学があり、Hyper Islandのプログラムを終えると、その提携大学から修士号がもらえる、という形になっているようです。
で、この6.0は提携大学の入学に必要なスコアであり、なんとなくな勘ですがHyperIslandが設定したスコアではなさそうです。まあどの学校でもそうですが、最低のスコアを満たしているからといって、「そのスコアさえあれば授業は問題ないよ!」という意味ではないですよね。ディスカッションが多いプログラムでもあるので、英語力があるに越したことはないでしょう。
ちなみに、すでにちょっとしたメンバー間のコミュニケーションは始まっていますが、間違いなく一番英語ができないのは僕だなー、という感じはしています。まあそれ承知でいくというか、荒療法というか……。
うおー、そんなこんなを書いていたらもう8月末。明日スウェーデンに飛び立つってことで、ここからは本当に体験記が書けそうです!
よかったらマガジンも作ってみているので、ご覧ください!