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あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。そして、はじめまして。平希美(たいら のぞみ)と申します。自宅で翻訳の仕事をしておりますが、気が付いたら、指折り数えて1往復を終え、2往復めもそろそろ折り返し地点に着こうかというくらいの年数になりました。
 翻訳の仕事をしていると人に言うと、どんな本を訳したのですかと聞かれることが多いですが、実は、書籍の仕事はそれほど多くありません。1年か2年に一度くらいでしょうか。とは言え世間一般には、本を相手にするのが翻訳の仕事だという印象が強いだろうと思われます。
 翻訳の仕事は、出版翻訳、実務翻訳、映像翻訳の3つに分類されます。出版翻訳は、今、書いたとおり、書籍を翻訳する仕事です。書籍はさらにフィクションとノンフィクションとに大別することができます。電子書籍の登場以来、出版業界の状況は変化を続けていますが、そんな今でも、紙の本を出すことができるとちょっと良い気分になります。
 実務翻訳は、専門性が重視されるため、医療、法律、金融、特許、工業、ITなど数多くの分野に分かれます。また翻訳対象も、メールなど通信文、記事やプレスリリース、パンフレット、プレゼンテーション資料、仕様書や説明書、報告書、論文などさまざまです。
 映像翻訳は、字幕と吹替の2つに分けることができます。映画やドラマがまず思い浮かぶと思いますが、インターネット上で数多くのコンテンツが見られるようになった今では、一般公開でも、限定公開でも、人の目に触れる動画にはことごとく字幕や吹替がつくようになりました。特に新型コロナウイルスのパンデミック以降はオンラインでの会合が増えたため、その傾向が強まっていると思います。
 出版、実務、映像の仕事はいずれも携わったことがありますが、比率で言ったら、3対16対1くらいになりそうです。実感に乏しいかもしれませんが、実務翻訳というのはそれほど需要の多い仕事なのです。
 こんな風に、翻訳に関わる話をすることもあるでしょう。けれども、世の中のくさぐさのことに興味があるため、あちらこちらに話が飛躍する、とりとめのない場所となりそうです。ともあれ、どうぞよろしくお願いいたします。


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平希美
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