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小学生の頃からずっとすきな声【影響を受けた音楽】

こんばんは。のぞみです。

今日は、影響を受けた音楽について。

わたしほんっとうにNO MUSIC NO LIFEなので、どの時代から話し始めるかめちゃくちゃ悩んだ。そしたらほぼ1ヶ月経ってた。

結局全部書くことにしたんだけど、とりあえず今回は第一弾ね!

はじめに


家族の好みで言うと、お父さんとお兄ちゃんはロックがすき。お母さんとばあばは、そこまで人生における音楽のウェイトが大きくない。そういうひともいるよね。

ドライブのときは、エアロスミス、YMO、m-flo、椎名林檎、宇多田ヒカルらへんがよく流れてたなあと思い浮かぶ。のんちゃんCD替えて!と言われてわたしが交換する係。

いまは緑黄色社会がすきなのよねお父さん。相変わらず趣味が若い。わたしよりも、フェスとかライブとか興味あるのはお父さん。バンド組んでギターやってたらしく、ちっちゃい頃はよくギターの弾き方を教えてくれた。

あとはドルヲタもしてて、かわいい女の子の情報は常に仕入れてる。坂道よりもスタダ推し。ももクロの杏果、チームしゃちほこのちゆを推してたんだけど、ふたりとも卒業してしまっていまはフリーっぽい。

推しがいてもいなくても、「のんちゃんが一番かわいいよ♡」と常に言っている。のぞみが産まれてから25年間ず~~っと娘が一番の推し。会社でもわたしの写真を見せびらかしまくっていたらしい。そんなお父さん。

91年生まれのお兄ちゃんは、ORANGE RANGE、BUMP、RAD辺りがド世代。毎日スピーカーで爆音流してた。

聴いてたらやりたくなったのか、高校生の頃にギター、大学でベースも始めた。いまでも家にギターとベースが何本もある。いつのまにかシンセサイザーも買ってたな。

隣の部屋でアンプ繋いで、じゃかじゃかギター弾いてた。ベースの「タッピング」というやつに一時期ハマって、これがまたうるさくてうるさくて。でも、いま思えば愛おしい時間だった。

お兄ちゃんのお葬式には、わたしがORANGE RANGEの花をリクエストした。葬儀屋さんのひとなのかな、この曲をピアノで弾いてくれて、擦り剝いたばかりの膝をガシガシと搔きむしったような気持ちで聴いた。


ちっちゃい頃から、ただ生きているだけでロックを吸い込む生活だった。

声フェチだと自認した小3


前置きだけで一本書けちゃいそうな長さだけど、わたしの音楽人生はここからが本番。高校入学まで携帯電話はナシ!という独自の家族ルールがあったので、小学生の頃からずっとパソコンに浸っていた。

当時はニコニコ動画全盛期。小学校から帰ってきて、年齢を隠してニコ生(ニコニコ生放送)にコメントしまくっていた。タッチタイピングを覚えたのもこの頃。同時期にボカロにどハマりした。

小学4年生ぐらいの頃かな、「歌ってみた」ばかり聴くようになった。テレビの音楽番組で聴けるような、いわゆる "成功した" ひとではなくて。ふつうにそのへんで学生してたり会社員してたりするひとが歌っているところが刺さった。

顔も知らない、名前も知らない、どこのだれなのかまったくわからないひとの、歌声だけを聴いて「すきだな」と思う。そんな時間を過ごしながら、「これがほんとうの "すき" だ!」と小学生ながらに思っていた。真実の愛だと言いたい。外見や肩書じゃなく、ほんとうにただ歌声がすきなんだと。

「○○に似てる」というコメントを見ては、似た声のひとを聴いて周った。すこしずつ声の好みがわかるようになり、自分の軸を自覚しはじめた。あまりにもひとの声ばかり気になるので「もしかしてわたし、声フェチというやつなのか?」と気づき始めた。

びっくりなんだけど、この当時すきだった「歌い手」さんはいまも存在している。10年以上、10年以上だよ?もちろんフェードアウトしていったひとも多いなかで、変わらず活動しているひとがいるのって相当こころの支えなんだよね。

ごめん、前置きが長くなりすぎてる。わたしが小学生の頃出会い、15年間タイプの声どまんなかをゆくひとをご紹介しよう。

🎧リア ― りぶ

まずは、りぶさんの「リア」。アルバムに入ってるやつ。

テレビアニメ『呪術廻戦』のオープニング曲「廻廻奇譚」で大バズりしたEveくんの楽曲提供。Eveくん目線でりぶさんへのお手紙のような歌詞が書かれている。

もうね、聴くたびに胸がぎゅんとなるのよこの曲。「帰りを待ってるわ」から「夢をまた見させてくれるなら」のところでね。ぎゅんとなるの。

夢をまた見させてくれるなら
もう一度 その歌声を
この心臓 めがけて飛び込んでいってくれ
まだ覚めないまま

それでも貴方はふわりと消えて
どこまでも行くと きっと答えを待っても
忘れてしまわぬようにと ここを出よう

リア

🎧ドラマツルギー ― りぶ

たまたま次もEveくんの曲なんだけど、めちゃくちゃ難しそうな曲なのに難なく歌っているのがほんとうにすごい。ここまで書きながら、歌の良さをことば伝えるのって無理やぁ~と思い始めている。すきすぎて語彙が無くなる。

サビの声の張りでスカッとするんだよね。気持ちよく伸びる声がすきなんだと思う。曲の雰囲気にめちゃくちゃ合ってて、何度聞いたかわからない。

考えたくはないよ 馬鹿になっていたいもん
ずっと僕は何者にもなれないで

ドラマツルギー

🎧夏は雨晒し ― りぶ

これはほんとうに夏じゅう聴いている曲。初夏のいまごろから聴き始めて、爽やかさもありながらすこし切ないような寂しいような気持ちにもなる。

入りからもうギュッとなる。柔らかいけど芯のある声で、なんだかな、うまく言えないけどすきなんです。おうちで歌ってる率高めの曲。

君の声に触れたかった
ただ、朝の心地よさになりたかった

夏は雨晒し

🎧拝啓、夏に溺れる ― りぶ

これも夏の曲だけど、またちょっと違った雰囲気。歌い出しのぽつりぽつりと呟くようなところと、思い切り伸びやかになるサビのギャップがたまらなくすきで。

なんかね、夕方のただでさえセンチメンタルになる時間帯に、もっとセンチメンタルになりたくて聴いちゃう。夏の夕暮れって感傷に浸りたくなっちゃうのよね。エモいの一言で終わらせたくないけどむちゃくちゃエモい。

夕闇 空の果て
褪せた夢は 君を染めて 今
蝉の唄が止まる かすれたまま
カラスの鳴く 鳥居の下
君が笑う 夏の隅で

背景、夏に溺れる

🎧ダヴィンチの告白 ― りぶ

リピートした回数で言えば、これが一番多いかも。そもそも曲自体がめちゃくちゃすきで、すんごい中毒性があった。そこにこの表情豊かな抑揚が加わって、だいぶやられました。

投稿されてすぐはもちろん、年に何回か1曲リピートで聴きたくなってしまう曲だなあ。出だしからダヴィンチの赤裸々な本音に引き込まれちゃう。サビの声の張りがすきって話は全部の曲で言いそうだから、もうやめにしとく。

どんなに、有名でも 伝えきれない
こんなに、高尚絵画
描いてんのに、わかんねーのか

ダヴィンチの告白

🎧ドーナツホール ― りぶ

ボカロと言えば!な代表曲のなかからドーナツホール米津玄師がまだハチだった頃のね。ちなみに、ハチの曲だけで言えばわたしはリンネが一番すき。投稿されてすぐに「歌ってみた」投稿が続いて、毎日いろんなひとのを聴き比べるのが楽しみだったなあ。

キャプションの「ドーナツ食べたい。穴まで食べたい。」がブッ刺さって、ドーナツ見るたびに思い出しちゃう。穴まで食べたいて。35周まわって哲学的よね。

ドーナツの穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように
あなたが本当にあること 決して証明できはしないんだな

ドーナツホール

🎧夜もすがら君想ふ ― りぶ

これめちゃくちゃかわいいんよ。ほんと元気出る。元気なくなったときはいつもこれ聴いてポップな気持ちになる。柔らかくて優しい声で歌ってるから余計に優しい気持ちになれる。ああだいすき。

今 I Love You で始まる僕らを
もっと照らしてくれよ
変わらない愛や希望の類もまだ
信じてみたいのさ

夜もすがら君想ふ

昨年ご結婚なさっていて、うわぁぁぁ~~りぶさんが結婚かぁぁぁぁ~~ひゃあああとなってた。そしてこの曲を聴き返してた。きっと最高にしあわせなふうふなんだろうなって思いながら。なんというか、めちゃくちゃしあわせな気持ちになったんだよこのご報告ツイート……愛でしかないわ。

🎧生命の名前 ― りぶ

りぶさんの曲としては最後に生命の名前を紹介したい。歌詞と合わせていっっっちばん刺さる曲。歌詞全部良すぎてほんとうは全部貼りたいレベル。ぜひ一通り読んでほしい。そのぐらい歌詞がいい。

苦手なことばっかり 気にして
克服しようとしてきた間
得意なことが埃かぶって
得意でもなくなってないか

生命の名前

ここ聴くといつもグサッとくる。わたしなにやってんだ?ってなる。

苦手なことを克服しようとするのも大事だけどさ、得意なことが得意じゃなくなってるのって、すきなことがいつのまにかすきじゃなくなってるのって、すっごく悲しいことだと思うの。

青春時代の1ページ
そんなものが僕のすべてですか

生命の名前

青春時代って、よく高校生ぐらいのことを言うけどさ、そこを過ぎちゃったらもう人生楽しくなくなっちゃうの?意味わかんないよね、まだ17、8歳かそこらでさ。そんな気持ちを代弁してくれる曲。

生まれた時から主人公だった
僕は僕の勇者になった

生命の名前

わたしの人生、わたしが主人公だよねって、すっごく救われた気持ちになる。自分のことを救ってあげるために生きてるなあと思うときも多い。そんな気持ちが全部詰まってる曲だと思う。

先週13周年、おめでとうございました!
これからもず~~~っとだいすきです!

そんなわけで、長くなっちゃったからもうそろそろ寝ようと思うんだけど、もう一個だけ奇跡的なエピソードを話してもいい?

🎧メランコリー ― サイダーガール

わたし、小学生の頃「ゆりん」っていう歌い手さんがだいすきで、毎日聴いてたのね。でも高校受験シーズンになってからあんまりニコ動自体開かなくなっていって、すこし離れていた時期があった。

ほとんどゆりんさんのことも忘れていた大学3年生か4年生の頃。邦ロックがすきな友達とドライブをしていたらふいに流れた曲がこれで。

「この声、絶対聴いたことある。だれ?」と聴いたら、「サイダーガールだよ」と言われて、調べたらボーカルの名前が「Yurin」だったの。

すごくない!?

何年振りの再会?いや、会ってはいないんだけどさ。わたしってずっと変わってないんだなって。小学生の頃のわたしは、わたしのなかでちゃんと生きてるんだなって思えた。

いまも歌ってるんだ、という事実がなんだかすごく嬉しくて。わたしも、すきなことに全力でいようって決めたんだ。だから、ほんとうに感謝してもしきれない存在。

大事な曲で、大事な声で、大事なひと。

おわりに


こどもの頃の趣味なんて、どうせ忘れてしまうだろうと思うかもしれないけど、一番大事な自分の芯になってるひとも多いと思うの。

だから、人生のどのフェーズも全部大事にしたいよね。

今日この一日を全力で大事にすることが、数年後、数十年後のわたしの糧になってるんじゃないかなって。

過去を振り返って慈しんだり、未来を想像してワクワクしたりする時間も大切だろうけど、ただ「いま」「ここ」にいる自分のことに集中してあげられてる?

ちゃんとこっち見てよ!って言われちゃう。大事にしなくちゃな。

小学生の頃のわたしへ。その日だいすきだったものに、たくさん時間を使ってくれてありがとう。あなたのおかげで今日のわたしは、こんなにもたくさんの "すき" で溢れてる。

特大のありがとうを、わたしへ。
そして、わたしのだいすきな声の持ち主たちへ。


では、第一弾はこのへんで。

おやすみなさい。


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