大切な人を偲び、"これから"をどう生きていくか考える —— わたしがshinobuを始める理由
祖父、兄との死別で感じた「蓋をしたい感情」
高校2年の4月に祖父が亡くなったとき、わたしは深い後悔に苛まれました。肺がんで7年闘病し、「いよいよだめかもしれない」と入院した祖父に、もっと会いに行けばよかったと。初めて身近な存在に死が迫っている状況が怖くてたまらず、なかなかお見舞いに行けなかったのです。
勇気を出してお見舞いに行った日に、「全然来ないじゃないか。俺のことなんかどうでもいいんだ。」と弱々しい声で言われたのが忘れられません。強くたくましい大黒柱だった祖父の、痩せ