狩女子日記。【⑤止め差しの覚悟】Hunter Girl Diary
【止め差しの覚悟、できてる?】
※この記事は2018年8月10日に書かれたブログからお引越ししてきたものです。
こんにちわ!今日も元気なアラサーちゃんのnozomiです。
本日はこの場をお借りして私の『いのち』に対する考えを書かせて頂こうと思います!
私は趣味で狩猟をするトロフィー・ハンティングする気はありません。
おばあちゃんの畑を守りたい!地元の農家さんを守りたい!とそう思うのです。
8月26日に狩猟免許を取るにあたって、避けて通れない覚悟が1つだけありますよね(o_o)
そう、【止め刺し】=【捕獲した狩猟対象の動物のとどめを刺すこと。】 です。
猟銃を扱えない、わな師さんは止め刺しで誤って自分の『いのち』を落としてしまうこともあります。
私は物ごごろ着く頃には動物をたくさん飼っていて、そして、たくさんの動物を見送って来ました。
【どんな命も平等】と道徳で教えられ育って来た私にとって、犬や猫などの【人間】にとっての愛玩動物の『いのち』は救うのに、
【人間】にとって捕食対象である、牛や豚などの『いのち』を食べ、
【人間】にとって、不都合を生じさせるイノシシやシカなどの害獣の『いのち』を奪うという、その矛盾に苦しめられます。
動物の『いのち』を奪うことに心を痛め、菜食主義になる方もおられますね。
では、植物はいいのか?植物に『いのち』はないのか?『いのち』の単位って難しい。
菜食主義者の方に矛盾をつきつけ、批判したいわけではありません。
ただ、心に留めておいてほしいのです。
私たちの食卓に並ぶトマトやキュウリ、大根、豆類たち。
これらは誰かが害獣から守ってくれたお野菜たちなんです。
そして、畑を守るのに、大けがをしたり、『いのち』を落としてしまう猟師さんも少なからずいるのです。
しかしながら茨城県ではイノシシの畑被害が出ていて立ち行かなくなってしまう農家さんもたくさん。
実際にうちも荒らされている...。
それに『いのち』の現場を知らないままに、普段食卓にでているお肉をおいしく食べていながら、誰かが害獣を捕まえて、『いのち』の危険を抱えながら、止め刺しをして守ってくれた畑の野菜を食べながら、むやみに動物殺すの反対!なんて言えないし、思ってもいない。
世界は矛盾で満ちている(><)
おそらく【私】の『いのち』がここまで保つのに、たくさんの『いのち』を犠牲にして来たのでしょう。
そして行き着いた答え。
覚悟を持って、『いのち』に向き合い、怖いからと言って他の人に任せず、
自分が捕まえた動物は、キチンと私が止め刺しをしようと思います(_ _)
私が女で非力だからという理由で苦しませてはいけない。
なるべく苦しまないように、勉強し、礼節を持って、食べられるものは食べようと思います。
答えまで行き着いたら、あとは覚悟だ。
わな師をとって様子を見て、猟銃取得をどうするか考えようと思います(o_o)!!!!
今日はここまで。
それでは皆さん、また会える日までさようなら~(@^^)/~~~
Nozomi
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狩猟とは『いのち』を扱う、大変繊細かつ人間本位な生業であること、そして不快に思う方もたくさんいらっしゃることを重々理解した上で記事をあげさせて頂きます。厳しいご意見やご感想もしっかりと心に刻み精進して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。