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魂の在処『人魚の眠る家』

久しぶりに書き残しておきたいと思う作品を観た。篠原涼子が出ていたので一度見かかったものの、暗めのトーンだったため最初の方で挫折していた話だったのだが、再挑戦した結果、最後まで一気見&涙が止まらなかった。リケジョ的には、科学技術面でも興味深い内容でもあったのだが、本質的には生命とは、魂とは、心とは、どこに宿るものなのかというテーマだったかと思う。

生と死の境はどこにあるのだろうか、脳波が無くなれば意識はないし、心臓が止まれば身体は維持出来ない。科学的に生命を定義し、その定義に従って生死を判断するのは難しくないように見えるが、AIやロボティクスが発展していく中で、どこまでを人間と定義するのか、生物と非生物を分けるその境は、、この作品を見ると難しいと感じた。

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