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大学3年間で1冊も本を読まなかった私が1冊の本を読んだ話

私は、大学に入って3年間、本らしい本を1冊も読んだことがありませんでした。

慶応経済卒業の父からは、ずっとずっと大学生の仕事は本を読むことだ、本を読めと永遠に言われ続けていました。しかし、私はそもそも何を読めば良いのかがわからず、空返事をし続けていました。いつのまにか3年間が過ぎていました。

そんな私が本を読んだお話しをしたいなと思います。

私と本の歴史

小さい頃は母がたくさんの本を読み聞かせしてくれていました。好きな絵本は、『クマさんのドーナツ』、『けけけのけ』でした。本の内容を覚えるくらい、何度も同じ本を読みました。

小学生になると、朝読書の時間がやってきます。私が一番好きな時間でした。学級文庫にある本を片っ端から読み、図書館から借りた本をたくさん読みました。小説からエッセイ、図鑑までなんでも読みました。たくさん読んだシリーズは、『星新一 ショートショート』『ドリトル先生』です。

中学生になり、私はさらに本を読みました。趣味は読書という、つまらない肩書を書くほど本を読むことが好きでした。ハリーポッターシリーズに始まり、漫画の伝記にもはまりました。当時読んだキュリー夫人の伝記と、エジソンの伝記に感銘を受けて、理系に進むことに決めます。

ところが高校時代、私は急に本を読まなくなります。読んだ本と言えば、学校の課題で出された薄い英語の本か、ドラマのスピンオフ作品でした。急に本を読まなくなった理由はスマホを持ったこと、だと思います。今まで、ゲームもケータイも持たなかった私が急にスマホを持たされて、遊ばないわけがありませんでした。毎日毎日スマホとにらめっこ。スマホアプリのゲームをやったり、YouTubeにもはまりました。本を読むより、スマホを触っているほうがよかったのです。

大学に入ってからはなおさら本なんて読みませんでした。大学で読むものなんて、数式が並んでいる電気の教科書ばっかりだったからです。ビジネス書なんて、図書館に行っても存在感が薄いのです。図書館の一番表にある本が就活メイクの大学が他にあるのでしょうか。舐めてますね。

どうして本を読もうと思ったか

そんな私がどうして本を読もうと思ったのか。

きっかけは紗代さんでした。紗代さんと12月に1on1をしたとき、のぞみは何でインプットしているの?と言われました。たくまさんから教えてもらったYouTubeを見たり、先輩たちのnoteを読んだりすることはありましたが、私は真面目にインプットしていなかったのです。そしたら、紗代さんから、インプットしな???って言われました。当たり前ですね笑

そして、ちょうど紗代さんがタイムラインに上げていた本読むといいよ~って言われて、挑戦してみようと思ったのです。

ザッポスなんて会社、聞いたこともありませんでした。どんな内容の本なのかもわからないまま買ってみました。紗代さんがいいって言ってるんだからいい本なんだろうという安易な考えでした。

届いた本は3センチほどの厚さで、久しぶりに本を読む身としては分厚いものでした。でも、元々本好きの私はわくわくしていました。

読み始めると、とても面白い内容で、沢山感じるものがありました。読む時間はたいてい寝る前だったので、眠くなるまで読もうと思って読み進めました。面白過ぎて寝るのも忘れて…とまではいきませんでしたが、共感できることが沢山あったり、発見をたくさんしました。私は忘れっぽいけど、感じたことを放っておくのも嫌だったので、付箋を貼りまくりました。本を汚すことには抵抗があるので、付箋にメモを残したのです。

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こうすることで、記憶にも残るし、思い出の1冊になりました。

久しぶりに本を読んで

紗代さんに言ってもらわなかったら、絶対に本なんて読んでいませんでした。いい機会をもらえて、本当に良かったです。やっぱり、売れている本は面白いし、得られるものが大きいなと思います。この本に出会えてよかったし、紗代さんには大感謝です💗5日くらいかけて読んだのですが、これなら1か月で6冊読めるやんということに気づいて頑張りたいと思いました。

ずっと読みたいと思っていながら読めていない、採用基準を次は読みたいと思います。