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マシンピラティスに夢中~自分改善の旅 ④身体をメンテナンスすることの大切さ

何故、身体メンテナンスに目覚めたか、について今日は語ろうと思う。

下記でも触れたが、長らく腰を悪くしていた。
決してそのままでいいとは思っていなかったが、
改善するにも『最小限の筋力』『強い意志』が足りない上に
なんといっても『正しい方法』がわからず、
負のスパイラルから抜け出すことができなかった。

身体をメンテナンスすることの重要性に気づいたきっかけは歯医者だった

長らく歯医者嫌いである。
口の中に何かを入れられるのが体質的につらく、歯医者に向かう途中や
歯医者のチェアに座ってすぐに気分が悪くなり、帰ってしまったこともある。(その時の歯医者さん、ごめんなさい)

しかし、現在はマメに3か月毎に歯のクリーニングに通っている。
以前、あまりの歯医者嫌いのため、虫歯を何年も放置して危うく歯を抜く羽目になりそうになった。その時は長年放置していただけに、虫歯のほか、軽度の歯周病もあって、治療には時間がかかったし、治療自体も大変だった。
『歯医者が大嫌い』だからこそ、もう金輪際、虫歯の治療や歯周病の治療をしたくない。だから、これからはクリーニングに通おうと思ったことがきっかけである。

クリーニングは予防にあたるので、自費治療で行う。
わたしはPMTCと、着色落とし、歯石取りを同時にしてもらっている。

※PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字を取った言葉で
歯科衛生士が専用機器で行う歯のお掃除のこと。
日々の歯磨きだけでは、細菌の塊(バイオフィルム)ができてしまい、様々なリスクが高まる。PMTCが普及しているスウェーデンでは日本よりも遥かに虫歯・歯周病が少ないと聞く。

定期的に歯のクリーニングに通うようになって、もう8年ほどになる。
クリーニングの都度、歯科衛生士が丁寧に見てくれるが、少しでも怪しい箇所があれば、ドクターも見てくれる。
歯というものは日々酷使されるので、マメに補修が必要なのだ。
考えてみれば当たり前なのだが、永久歯は再度生えることもないし、
削って補修をしたような箇所が自動的に修復されることはない。
例えば皮膚の切り傷なら、時間が経てば治るが、歯に関してはそういうことはないので、自分のメンテナンス次第でボロボロにも良い状態にもなるということだ。
それなのに、虫歯になったら治療して、治療が終わったら修復は終わったと
以前のわたしは無意識にそう思っていたが、それは大きな間違いだった。
詰め物をした個所は何もない歯よりも、再度虫歯になるリスクは高い。
歯や神経を抜いた箇所ならなおさらだ。
だから、自分が今持っているものを大切に使い、きちんとメンテナンスすることが大切なのだと、歯を通じて学んだ。

その時点では、腰は相変わらずだったが、歯のメンテナンスを続ける中で
このままではいけない、という気持ちが密かに育まれていたようだ。

10年以上前にもスポーツジムに通ったことはあったが、プールしか使ったことがなかった。小さい頃、水泳を習っていたので幸いプールは嫌いでなかったことと、水中なら腰の負荷も少ないと思ったからだ。

しかし、プールに入ると、どうしても拘束時間が長くなる。小まめにジムに行くことが億劫になってしまうのだ。だから段々と足が遠のいてしまう。
それゆえ、1年以上は続かなかった。

大手のコナミやティップネスとは違う、どこか自分に合った施設はないものだろうかと何となく探していたある日、興味深いジムを見つけた。
ミロンというマシンを取り揃えているサーキット形式のジムだ。
ミロンはICカードを当てると負荷や強度などのセッティングを一瞬で個人仕様に設定してくれる。また、サーキット形式だからすべてのマシンを必ずこなすことができる。
見学に伺うと、わたしより年齢が大分上の方もトレーニングをこなしている。体験レッスンも受けたが、翌日以降の腰の状態を確認してから決めたいと思った。その時はあまりにも体力がなかったため、体験日から数日間は沢山のシップを貼って寝込む羽目になった。
今までならそこで諦めていたかもしれないが、この時はそれでもやるんだと
清水の舞台から飛び降りる覚悟で入会を決めた。
ここで約2年間の間、週2~3回のペースでトレーニングに励む。

スタート時点では自分の年齢+40歳くらいの体力しかなかったが
地道にトレーニングを積む過程で腰痛の改善だけでなく体力もついてきたことを実感していた。

このジムに通い、トレーニングを続ける中でアウターマッスルはそれなりに鍛えられてきたが、あまり改善できていない箇所もあった。
肩こりには常に悩まされていたし、腰も以前よりは格段に良くなったとはいえ、何かの理由で負荷がかかる度に座骨神経痛に悩まされていた。
お尻の梨状筋が硬いと指摘は受けていたが、課題は残ったままだった。

そんなある日、ピラティスの広告を目にする。
ここなら私の課題を解決できるのではないか?
何となく直観的にそう思った。
数か月の間、ピラティスの広告を何度も見返したり、ネットでピラティスのことを調べてから、意を決して体験レッスンに行ってみた。

2年前と違い、人並みの体力はついているつもりだったが、
インナーマッスルが全然鍛えられていなかったこともわかったし
骨盤が後傾して、ものすごい反り腰だということもわかった。
ピラティスの体験レッスンは身体には想像以上にきつくて、体験から数日間は、またシップを貼って身体を休める羽目になった。

ピラティスを開始して、数回レッスンを受けた時点で身体が変わってきた。そして、これが私に本当に必要なことだったんだと気付いた。
もちろん、2年前の体力からいきなりピラティスを行うことは無理だろう。
2年間、ジムで体力づくりをしてきたことは土台として意味はあった。

そうして遠回りをしながら、ようやくピラティスにたどり着いた。
この先も数年後には、また新たなところに移る可能性もゼロではない。
しかし、自分が成長することで必要なものが変わるということはあるし
それはそれでいいのだと思う。

ピラティスを始めてから、精神的にもとても良い状態が保てていると思う。
この辺のことも今後書いていこうと思う。

<a href="https://jp.freepik.com/free-photo/women-doing-pilates-on-a-reformer_3393942.htm#query=pilates&position=19&from_view=keyword">著作者:senivpetro</a>/出典:Freepik


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