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幸せを感じられる居場所としての職場づくり。挑戦し続ける40代女性の想いの源泉とは 〈株式会社プラスカラー〉

全力でチャレンジし続ける、女性取締役の信念と幸せのかたち

働き方改革、女性の社会進出が問われる現代において、女性が主体となってのびのびと活躍する場を提供している企業、株式会社プラスカラー。
そのバックオフィス業務を全般に引き受けているのが、取締役である佐久間栄美子さんだ。
ベンチャーとして成長するプラスカラーを支えるため、全力で走り続けている。
周囲からは「なぜチャレンジし続けるの?」と言われることもあるという佐久間さんが、今もなおチャレンジし続けている想いの原点を伺った。

一人ひとりの色をプラスにする。多様性を大切にし、個々を重んじるプラスカラー

佐久間さんのお仕事は、簡単にいえば人事総務業務全般だ。
プラスカラーは、女性の様々なライフスタイルに応えるため、リモートワークや時短勤務を積極的に取り入れている。

「出産・育児で現場を離れた女性が、また働きたいと思っても受け入れ先がない。ですから雇用を生み出したいという思いがあります」

スキルを持っているのに、それを活かせる場がないことはもったいない、と佐久間さんは話す。

「プラスカラーには、様々なスキルを持ったいろいろな人が集まっています。それが社名の由来でもあるんです。一人ひとりの色(個性)をプラスして、様々なことをプラスに変えていく」

もちろん、近年は女性の社会進出や働き方改革の影響で、働きやすい社会になってきてはいる。
プラスカラーでは多様な働き方を認める中で、家族のようなアットホームな雰囲気を生み出しているのが特徴的だ。

「自分のスタイルで働けるようになりましたし、1日8時間勤務が当たり前ではないですよね。報酬も時間や場所にとらわれない成果型スタイルの方もいます。働き方も自由で、都度相談に応じるようにしています。組織ルールに縛られた社員という感覚がないんですよね」

きっかけは社長の出産。身近な女性を手伝いたいという想いからのスタート

もともとはホテルの営業をされていたという佐久間さん。
プラスカラーに就職するきっかけは何だったのか。

「社長の佐久間とは、夫同士が親族なんです。出産の1ヶ月前まで、周囲に心配されるほど仕事をしていたんですよね。本人ががんばり屋ということもあるんですが、なかなか周囲に頼れないでいたんです」

自分で経営していく、という責任感、女性だからといって仕事を諦めたくない、そういう思いで周囲に頼りにくいという女性は多いだろう。
社会的にも、「受け入れられないのではないか」という不安もあったかもしれない。

「最初は営業の隙間時間にメールなどの作業は手伝うよ、という感じだったんです。ですがベンチャーですから、いつまでも手伝いというわけにもいかないんですよね。組織で一緒に会社をつくりあげたいという思いがあった。プラスカラーに就職したのは1年ほど前になりますが、実際には3年くらい関わってきていますね」

同じ女性として、ライフイベントを迎えた社長が仕事に直面していたこと。
自分自身も、ご縁で今のような仕事に就けたこと。
プラスカラーで働くようになった経緯が、そのまま今の佐久間さんの仕事のモチベーションにつながっているようだ。

ベンチャー企業ゆえの悩み、自由に働ける環境だからこその課題、現実に直面することも

ホテル時代も営業はもちろん、店舗で人材の管理などもおこなっていたという佐久間さん。
プラスカラーでも、その経験を活かしてできることをやっていこうという思いがあった。
しかし、実際には「できない現実」に直面することも多かったという。

「できることをやろうと思うと、できないことばかりでした。人の管理、マネジメントという部分ですね」

ベンチャー企業だからこそ、思い込みや先入観がない。
チャレンジできると同時に、苦悩も多かった。

「やりたくないことばっかりなんですよね。でもやらないと周りにも申し訳ないですし、働く人が幸せになっていく拠点をつくるためには諦められないと思いました」

ただ、そうした経験の中で自身のメンタルマネジメントもできるようになっていった。

「気分が落ち込んだときは、大好きな韓国ドラマを見たり、海外に旅行に行ったりもします。現実逃避ですよね。でも今はリモートワークもできますから」

プラスカラーではリモートワークも取り入れている。
リモートワークをきちんと機能させるには、信頼関係があることが大前提だ。
女性が多い職場では、人間関係のトラブルなどはないのだろうか。

「多少はありますけど、女性は基本的にポジティブな人が多いですから、信頼関係はありますね」

人生を楽しんで。目の前の人が幸せでいられる居場所をつくり続けることがミッション

今の佐久間さんの仕事のモチベーションは「目の前の人が幸せになること」。
佐久間さんにとって、現代における「女性の幸せ」とは何か。

「女性も働き続ける、ということが幸せなのではないでしょうか。その人にしかできないことがあって、時間の枠をこえてそれを活かせること、スキルを持ち寄って何かが生まれること。できることっていっぱいあるんですよね」

佐久間さん自身も、できることを広げることは自分のためにもなる、ということを体感している。
そんな女性の幸せを叶えるため、「制度より気持ちが幸せ」になれる会社を目指す。

「どこで働いても同じなんですよね、そこにいる意味がないと。働き続けるモチベーションって、自分が必要とされることが大切だと思うんです。社会復帰して働きたいという人のための、働き続けられる居場所でありたいです」

エネルギーに満ちあふれていて、今も現役で働き続ける佐久間さんも40代。
自身が働く女性のロールモデルとなって、次の世代を育成していきたいという。
次世代に伝えていきたいことは。

「みなさん、人生を楽しんでください。幸せは人それぞれですけれど、幸せを感じることがとても大切です。つらいと思うようなことでも、無理矢理にでも楽しんでみて。人生に無駄なことはひとつもなくて、やってきたことはこのためだったんだ、と思えるものが必ずあります。全部人生のたからものになります」

すべての働く女性の幸せを実現する。プラスカラーは、佐久間さん自身を表現できる居場所でもあるのかもしれない。

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