高千穂@宮崎県へ~電車とバスでひとり旅
宮崎空港から、旅レポ開始
宮崎フェニックス空港に10時30分到着。これからの24時間はわたしだけの時間だよ、フフフ。前から行きたかった高千穂に向かいます。
JRの宮崎空港駅から、11時26分発 特急ひゅうが2号で延岡駅へ。キカイダー(古い)のような外観、とても乗り心地のよい電車です。
電車に乗ること1時間ちょっとで、延岡駅に着きました。バスセンターはJRの駅の隣にあります。延岡駅~高千穂デジタル乗車券が販売されているというので、専用アプリから購入。24時間利用できて2500円。案内所の職員さんが、高千穂でバスを降りる直前に利用を開始するといいですよと教えてくれました。利用開始から24時間以内にバスで延岡駅に戻ってくればOK。
13時にバスが出発します。乗客はわたしだけ?と思っていたら、出発直前にもうひとり乗ってきました。
バスは緑の中をゆく
スマホはカバンの中にしまって、ぼ~んやり窓の外の景色を眺めていると、深緑、もっと深緑、若々しい緑、生まれたての緑‥‥、緑にはこんなにいろいろな種類があったんだなあ。今日は2023年4月27日(木)ゴールデンウィーク直前の平日。心がほどけてゆく~。
あまてらす鉄道
今日はとてもいいお天気なので、あまてらす鉄道に乗ります。2005(平成17)年に台風の被害を受け、廃線になってしまった高千穂鉄道の線路をスーパーカートが走ります。ホームページを読むと、開業までのストーリーにじんときます。
行き方です。私は、終点の高千穂バスセンターまで行ってしまいましたが、一つ前のバス停留所の高千穂駅前で降りるのがよさそうです。道路の下の方に駅が見えるので、緑色の階段を降りていきます(徒歩の場合)。
‥‥と、そんな余裕で行ければよかったのですが実際は、高千穂バスセンターからあまてらす鉄道の駅まで一本道の登り道、せっかちな私は早く曲がりすぎて、駅の裏側に出てしまい、柵を乗り越えればすぐに行けそうだけど、みんなが見てるし、さすがに断念。発車時刻が近づいているので、急いで大回りしました。汗かいた~。ま、これも旅の楽しみだ。
スーパーカートは2両編成。運転席は前と後ろに2つ。一本の線路を行ったり来たりするからです。
発車~
駅の人たちの盛大なお見送りを受けて、スーパーカートは発車します。
線路の途中には、天岩戸駅の駅舎がそのまま残っています。
日本一高い鉄橋の上
日本一高いという鉄橋を渡る前に、風速計をチエックしてから、GO!そして真ん中で停車。停車中は、立ち上って写真を撮ってもいいといわれ、みんなで写真を撮ります。
車両の床が一部透明になっています。鉄橋の上に来るまでは、何度見ても地面しか見えなかったけど(あたりまえか)、おー、川が見える。
これは、あまてらす鉄道のホームページに載っている鉄橋の写真です。
シャボン玉とんだ
鉄橋の上では、前と後ろから2人の運転手さんが、シャボン玉をとばします。
スーパーカートは高千穂駅に戻ります。木々のトンネル!
本物のトンネルの天井にはたくさんの光の影が。
駅でのお見送りお出迎え、運転手さんの軽妙なアナウンス、シャボン玉のサービス、トンネルのミラーボール。あまてらす鉄道で働く人たちの、お客さんを喜ばせたいという、熱い気持ちが伝わってきました。ほんとうに楽しかった!
高千穂峡へ
高千穂駅から適当に歩き出したために、またまた道に迷ってしまいましたが、ようやく高千穂神社、高千穂峡へのコースに戻れたようで、がまだせ市場に到着。「がまだせ」って「がんばろう」という意味だそうです。はいはい、頑張って歩きます。
高千穂神社に到着。今夜はここに夜神楽を観にきます。
境内にある夫婦杉。この周りを手をつないで3回まわって縁結び。あ!回ってる人たちがいる。
ホテル高千穂
今日のお宿のホテル高千穂。チェックインして、荷物をおいて、それから高千穂峡に向かいます。
高千穂峡
ホテルのフロントの人に、行きはくだりだけど、帰りはけっこうな登りですよ(歩ける?)と心配していただきましたが、大丈夫。まず、下っていきます。
今日は点検のため貸しボートは休業中。
真名井の滝!
やっぱり、ボートに乗って見たかった。
この先通行止め(2023年4月27日現在)
ホテルに帰る途中。むこうに祖母山が見えます。
夜神楽入門
正式な夜神楽は、11月中旬から翌年の2月上旬に、それぞれの集落で夜通しかけて三十三番が奉納されるそうです。
今回観るのは観光客向けのプログラムで、高千穂神社の神楽殿で、午後8時から9時まで、四番を奉納します。席はインターネットで予約しました。
ホテルが座布団を貸してくれたので、座布団を持って行きました。
高千穂神社の夜神楽は、周りにいるたくさんの神様と人間たちが、同じ空間で一緒にやいのやいのと楽しんでいる、そんな心地良い雰囲気でした。今度は本格の夜神楽も観てみたい、いや、参加したいな。でも、途中で寝てしまうかも。
買ってきた神楽の御幣を、食器棚の上段にかざっています。
短いけれど、とても満ち足りた高千穂の旅でした。また来ます!