思考の整理2「思考を情報化していく」
「佐藤可士和の超整理術」を自分事に落とし込みながら読んでいます。
皆さんは、どのように思考を情報化していますか? 情報化、つまりデータ化するには、客観視することが最初の一歩だと思います。
何かを見て、何かに思いを巡らせて気づいたこと、不思議に思ったことを書きとめ、比較できるデータを探したり、より深く調べたり…と、次の一歩は様々な方向へ発展するでしょう。どの方向へ深掘りするのか、何から深掘りするのか、最初は手探りでも、ある程度データが手に入るとその優先順位も決めていく必要が出てきます。
私は、リコーダーのレッスンをしている時でも、執筆している時でも、基本的には同じ思考プロセスを使っています。
このように書くと、特別のことのように見えますが、実は、普段の生活で誰もが自然にしている行動なのです。
例えば、「朝起きて窓を開けたらきれいな朝焼けが見えた。雲がオレンジ色に染まって燃えるようだった…。」この時、喜びの感情に動かされた思考はどう反応しているでしょうか?
「今朝のは、数週間前にみた朝焼けより色が深くて、空気も春のにおいがする。写真を撮って、友達にシェアしようかな?鳥のさえずりも一段と大きいように感じる」など。
五感総動員でデータを集め、時間軸でも比較し、何人の人が気づいているだろうか?とか、鳥のさえずりなどの季節ならではの付加価値も特徴としてデータになりますね。
人間の欲求として、感情が刺激されると思考や行動が連動します。幾つものデータが、この連鎖の中に含まれているのです。それを客観視し、優先順位をつけて表現することで、データ+自分の視点を他人と共有できます。
そうすると、一番根底にある、忘れてはならないのは、「感じる心」なのかもしれませんね。そこが見えずにスルーしてしまったならば、すべてのシナプスの連鎖は起こらないのですから。
わくわくする気持ちや喜びや気づきが、私たちを人間として成長させているのですね。毎日、一生、大切に使っていきたいです。
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