鏡と鑑(かがみ)
今、外的自己認識について考えています。ターシャ・ユーリックの著書『insight』を紹介して頂く機会があり、自己認識が内的と外的二つに区別して捉えられることを知りました。私が思っていた自己認識は、どうも内的自己認識のみで、外的要素を二次的なものと捉えていたので、向き合ってきませんでした。しかし、この本では、同等に重きを置いているのです!
内省する自分と他人から見えている自分は、「鏡る自分と鑑みる自分」と言い換えることができるのではないでしょうか?
『三省堂国語辞典・第三版』の見坊豪紀氏による「まえがき」にこんな文章があります。
辞書は"かがみ"であるーーーこれは著者の変わらぬ信条であります。辞書は、ことばを写す"鏡"であります。同時に、辞書はことばを正す"鑑(かがみ)"であります。
この二つの「かがみ」に自分に重ねてみました。
今を生きる自分を、呼吸をするようにインプットとアウトプットを回し、動き続ける自分を写す鏡。
鑑(かがみ)は、アクションの後の内省から生まれる智慧を、ありたい姿を照らすことができるもの。
そして、目指すのは、自分の「鏡」と「鑑(かがみ)」が重なること、そんな風にイメージしました。
この気づきから変わっていけそうな予感が、今、しています。