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思考の整理3「思いの共有と明確化」

「佐藤可士和の超整理術」を自分事に落とし込みながら読んでいます。

相手の思いをしっかり理解できたか確認したい時は、仮説をぶつけて「それって、こういう意味ですか?」と聞き返してみるのが有効だ、と著者は言っています。「そうです!」と確認が取れればGoサイン、「いいえ、xxという意味で言いました。」と返事があれば、誤解したままになることを防げ、どちらにしても「明確にする」ステップを踏めたことになります。

このステップを随所に入れることで、何処まで想いを共有できているかがわかるので、調整が必要になった場合でもどこから介入すればよいかわかり、全体の流れが根底から崩れることは避けられるでしょう。

このステップは、多くの場合、単なる確認作業として、次のアクションへのノリシロの役目を果たすでしょう。しかし、「いいえ」の場合、変換の言語化がされるまで、自分をごまかさないで、より深く、より深く言葉を紡ぎ出すことしなければなりません。

演奏家の場合は、曲の分析やテクニックの練習は、一人での作業ですが、合奏の場合、同じプロセスを辿ります。楽理と演奏の間を埋めるのも、相互理解した上で、同じ方向性のアプローチを持つことができます。

オリジナリティーの裏にある職人的内省。共に作り上げるオリジナリティー。この共通言語が強ければ強いほど、1+1は3にも5にも10にもなるのだと思います。

筋肉を鍛えるのに一番動かすのは、実は関節だ、というのにも似ていますね。

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