君は“ダウ90000”を知っているか。
ダウ90000というユニットを知ってますか。
正直、今めちゃくちゃ人気らしいのでもはや出遅れ組に片足突っ込みつつあるんですが、気にせず「すごいおもしろい人たち見つけたよ〜〜〜〜、みんなもどぉ〜〜〜??」のテンションで書きます。
前から名前は知ってたけどネタを見たことがなくて、ユニット名聞いた時はギャガーが9人くらい集まってローテーションで一発ギャグをしていくイロモネアのモノボケ方式の人たちかなって勝手に想像してました。
ABCお笑いグランプリに残ったと聞いて、やっとこさYouTubeでコントを拝見して。
なぁーーーーんですか、
このオシャレなコントはぁーー??
自分の中の眠ってた鉄也が起きちゃうくらいオシャレ。ジャパニーズクール。無駄がない。
一発ギャグとは正反対の世界だった。
90000っていうから9人かと思ってたのに8人だし。ファーストインプレッションが一個も合ってない。
コントを見た感想としては、とにかくオシャレ。無駄がない。笑わせたろ〜〜〜の空気が限りなく薄い。生まれる笑いがすごいナチュラル。
こっちが会話盗み聞いて思わず笑っちゃった、の感じ。
ネタというより演劇とか舞台を見てる感覚に近いここまでくるともはやお笑いかわからなくなってきた、マヂカルラブリーの漫才か漫才じゃないかに次ぐ新しい論争起こるよ。
日常を切り取った中に、笑える要素がありながらも、どこか風刺じみたところもあって、なんなら伏線回収もあって、とにかく「現代人こんなん好っきゃろ????」が盛り合わせで出てくる。
コントの台本(もはや脚本なんだけど)が、
日常の切り取り方は坂元裕二だし
社会に一石投じる感じが野木亜紀子だし
シリアスとコントの織り交ぜ方の塩梅が三谷幸喜だし、同一人物が描いてるとは思えない。
この脚本を担っているのがメンバーの蓮見翔という方でざっとした経歴をググってみた。
めちゃくちゃ結果残してる人でした。
てか、もはや芸人が出る雑誌じゃないよ。
今めちゃくちゃ人気なのも納得でしかない。
こんなんやられたら賞レースの審査員が演劇ワークショップの先生で埋まっちゃうよ?
高尚なお笑いが好きな人はぜひ。
追記:
ABCお疲れ様でした!
審査員も言ってましたが完全にお芝居でした!
あざした!