スペース利用の投稿にあった想いから考える（その１ ～「個人」と「関係性」～）（いたさん）
のわっこブログNo.94
先週にスタッフyyさんがパルルのスポット利用の案内とその裏にある想いを書いた記事を投稿しました。
僕もこれまでにyyさんとは何度もこのような想いの部分についてを話し合ったことがあります。この記事を通して改めてyyさんの考えていることにふれて、僕なりに思ったことを書いてみたくなりました。何回かにわたって描いてみようと思います。
yyさんが記事の中で、パルルで過ごす中で利用する人は誰でも受け入れている、一方で一緒に運営する人は誰でもいいというわけではないことについて不平等感を感じたことがあったと書いています。ですが今となっては「平等」と「公平」の違いのような話で、自分の中でのホットトピックとも言っていますね。
この「平等」と「公平」の違いというのは、こうやって違う言葉として並べられているだけで言わんとすることをくみ取る人もいれば「？」を頭の上に浮かべる人もいるかもしれません。ただくみ取っていると思っている人の中でも細かい部分で「平等」「公平」の解釈が異なっていて実はくみ取ったつもりになっていただけということもあるでしょう。これから書く僕の考え方とyyさんとの間でもズレは少なからずあるでしょう。（それほど言葉というものは曖昧なものなんですよね～）
それでもこの２つの言葉の違いを考えた場合にいずれにしても出てくること、それは「個人」と「関係性」についてなのではないでしょうか。「平等」というのは「男女平等」という言葉があるように、どのような人に対しても同じように扱うということを表すように思います。すると「平等」についてはどのような人であるかに関わらず、つまり他者に関係ない存在である「個人」として考えています。一方で「平等」と区別される「公平」というのは結果として全員の均衡をとることを表す言葉として扱われているのではないでしょうか。ですから「公平」は「関係性」によって均衡をとることが生じているのです。必ず自分とそれ以外の人がいて、その間に存在する関係性によって均衡のとり方が変わるのです。そして同じ人とであってもその関係性は時と場面によっても変化します。僕はのわっこということになりますが、お店番として入っていない時にはパルルのお客さんであるような時もあります。にも関わらず「個人」という固定的で不変な人であると断定してしまうと、お互いにズレが生じかねないのではと思うのです。ここにさらに１対１の関係だけでなく「共同体」という全体の関係性も加わると複雑さは跳ね上がるわけですが。
僕としてはのわに携わるようにもなったここ１年ほど特に考えていることの１つが「誰でもいいけど誰でもいいわけではない」ということについてです。これはパルルという場にもいえることでしょう。パルルは誰でも受け入れはする、けれども誰もに愛されるわけではない、ならばどのような人になら愛されるのか。その答えは「個人」と「関係性」の２つの関係を解き明かした先にあるのでしょう。
▼今回の投稿者について
いたさん（板倉匡利（まさとし））
2024年４月にパルルを知ってからのわのいろんなことを目の当たりして、約半年後にはのわっことなりました。
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最近、歩くサードプレイスになりつつあると感じています。
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のわ [人と人の繋がりを通して、新しい暮らしを考える]
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