![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161504117/rectangle_large_type_2_f2e76483b818d530073446ac21212471.jpeg?width=1200)
【ホロライブ特集】眠れない夜に
お世話になっております。かまたけと申します。私のnoteでは主にホロライブに関する楽曲・MVへの個人的な解釈や感想を中心に投稿しています。
今回は「眠れない夜に」ということで私が寝れない夜や夜の作業のお供に聴いている5曲を紹介していこうと思います。今回選んだ5曲の他にも紹介したい楽曲はありますが、一旦はこれから紹介する5曲とさせてください。
私も大学3年生なので、就職活動の真っただ中であり、普段は大学の課題と向き合う毎日です。今日1日を終え、自室に向かい、1人になる時間。みなさんは1日を終えた夜、どんなことを考えてお過ごしでしょうか。
私は「今日も楽しかったな」と思いつつも「最近会ってないけど、あいつどうしてるかな」だったり、「今日のあの部分が良くなかったな」だったりと割と過去や今日1日のことをぼんやりと振り返ったりしています。
そんなことを考えつつも家に帰ってやることがある。けど、なんかめんどくさくてぼーっとしてしまう。
そんな一瞬にこれから紹介する曲は寄り添ってくれるのではないでしょうか。それではよろしくお願いいたします。
今日をやりすごすための歌
届いて欲しいのは優しい言葉
1曲目は星街すいせいさん(以下すいちゃん)の『放送室』です。先日リリースされた『ムーンライト』の方が夜っぽくない?という意見があると思います。まちがいないです(笑)。
ただ、今回はあえて「そっちもありだな」と思わせる『放送室』をセレクトしました。この楽曲の中で個人的に好きな歌詞があってそれが「届いて欲しいのはSOSじゃなくて 優しい言葉」という箇所になります。
この楽曲は2ndアルバム『Specter』に収録された1曲になります。
普段の配信活動の中でなるべくマイナスな発言を避けているすいちゃん。ですが、人間である以上やっぱり疲れは出るし、隠せない部分もあります。その部分が配信で出てしまった時、それをSOSで表している。
けど、本当に伝えたいのは「優しい言葉」という活動に真摯的なすいちゃんにとてもピッタリなフレーズです。そしてこの歌詞こそ私が『放送室』の中で最も好きな歌詞になります。
同時にこの箇所を自分に当てはめることもあるんですね。「伝え方が悪かったな」とかちょっとした過去の後悔を思い出したりだとか。1人の夜ってなんかそういう瞬間が訪れたりしませんか?
誰とも話さないある意味「自分と1対1になる時間」だからこそ、そういうことが起きたりします。
けど、そういう後悔もこの曲を聴くことでゆっくりと水のように流していけたらなと思っています。
煌めく星になれなくて良い
2曲目はAZKi(以下あずきち)さんの『明けない夜があったなら』です。この楽曲は『Route If』というアルバムに収録された楽曲になります。
もう聴く前からタイトルで惹かれた方も多いのではないでしょうか。私にも今日1日をやり過ごせない日はあります。
やり切れない気持ちを抱えたまま、眠りについてしまう。けど、この楽曲はその一瞬に寄り添ってくれます。
この楽曲の中で個人的に好きな歌詞が「ひっそりこっそりよく頑張り 何かは残せたでしょうか?」という歌詞です。この自分に問いかけている感じが良いんですよね。
1人寝室にいる時の自分とそっくりそのままです。
「ひっそりこっそりよく頑張り」もどこか個人的にはやり切れなさを感じて刺さります。ですが、歌詞に書かれている「煌めく星になれなくて良い」という言葉にどこか救われます。
「今日1日頑張れなかったかもしれないけど、そんな自分や1日も愛せたらな」という希望的なメッセージを感じます。
そして最後に「そんな今夜、素敵に生きるための歌」という言葉で楽曲は締めくくられます。
やり切れなかった1日に寄り添いつつも、最後は希望を感じるフレーズで終わるのが明日を生きようとする「あなた」の糧になっているはずです。
誰にだって上手くいかなかった1日はありますよね。
今日はこのままさよならじゃないよ
3曲目は白銀ノエル(以下団長)さんの『ours』です。この楽曲は1stアルバム『のえさんぽ』にも収録されている1曲になります。団長の歌声は本当に唯一無二のゆるふわボイスですよね。
ASMRで団員さん(白銀ノエルのファンネーム)に癒しを届けていますが、その声で歌でも癒しを届けています。
余談ですが、もうすぐ誕生日配信があると思うので、オリ曲待っています…!!(投稿主の願望)
個人的に好きな歌詞が「変わりたくないことや、変わらなきゃいけないことも 少し忘れたまま窓の外を眺めていたんだ」という歌詞です。
周りの急速な変化に戸惑ったことはないでしょうか。私の場合は就職活動になります。周りの友人が急に行動し始めて、インターンや早期選考の話をし始めます。正直焦りましたし、耳に入れたくない話でした。
でも、私も大学3年生なわけで変わらないといけません。しかし、同時に変わりたくないというわがままな気持ちもあります。そのジレンマに疲れた時に1人でこの楽曲を聴くのが良いんですよね。
ジレンマという疲れや焦りを感じたまま寝られない。そんな時に「今日はこのままさよならじゃないよ」と団長の歌声にのって歌われると少しだけ起きて窓の外をぼーっと眺める時間ができるかもしれません。
でもきっと、そういう夜を重ねた先で「ああいうこともあったな」と思い出してはまたぼーっと将来に想いを馳せるんでしょう。
みなさんの悩みもどうか晴れますように。
世界中が君にいじわるでも
4曲目は大神ミオ(以下ミオしゃ)さんの『夜光通信』です。この楽曲は1stアルバム『Night walk』に収録された1曲であり、夜をテーマにしたアルバムでもあります。
インタビュー記事を読んだところ『夜光通信』は「“さよならの曲”にしたい」というミオしゃの要望の下、堀江晶太さんによって制作された楽曲のようです。
これは活動の終了ではなく、「もしいなくなったとしても悲しくないよ」という意味でのメッセージになっています。
1人の夜ってたまに「あいつ元気にしてるかな」って考えることがあったりしませんか?あるいはもう会うことが叶わないような人を想うこともあったりするかもしれません。
私は結構あるんですよね。もう会えないなって。
でも、この楽曲を聴けば「寂しくない」と言えば嘘になるけど、「きっと会えないあの人も私の味方でいてくれるはず」と思えて少しだけ前を向けるんですよね。そうした意味で『夜光通信』は少し特別です。
好きな歌詞は「さよならは さよならは ねえ誰が決めるモノ」という歌詞になります。いなくなっても、そばにいなくてもそれは「さよなら」と呼ばないのかもしれません。
気持ちの問題ですが、「心の中にいる」と思えたなら、それはまだ一緒にいるってことでいいのかもなって。そばにいることが必ずしも隣にいることにはならない。
そばにいなくても、味方で居続けることが本当の意味でそばにいるってことなのかなって。
ちょっと難しいですが、そんな複雑な気持ちも含めて寄り添ってくれる1曲になります。
それは花束になるきっと
最後の5曲目は常闇トワ(以下トワ様)さんの『Antares』になります。この楽曲は1stアルバム『Aster』に収録されている1曲になっています。
楽曲のコンセプトとしてインタビュー記事では「最初は一人だったけど、どんどん仲間が増えていって、今はこんなにたくさんの人に囲まれている」と語られています。
ゲスト歌唱に計9名の方が参加されていることから、確かにこの楽曲のコンセプトとマッチしていることが分かります。
この楽曲を聴いていて「もう会えない人を想いながらも、今いる仲間たちに支えられて前に進む姿」が想起されてとても素敵だと感じています。
「私忘れらんないよ」という歌詞がある通り、やっぱり居なくなった人への後悔は消えないというか。
それが夜の1人の時間って妙に考えてしまうんですよね(笑)。
でも、『Antares』は『夜光通信』と違ってまた別の意味で希望を持たせてくれていると感じています。
特に好きな歌詞がサビの「星を線で繋ぐように あの日々にも意味があると思うけど 君はどうかな 私忘れらんないよ」という歌詞になります。
これまで経験した思い出を星に例え、それを線にして繋いだ時に形を成して「意味がある」と言える。これを夜に聴くとグッとくるんですよね。
大事な人はいなくなったけど、悲しいことばかりじゃない。楽しいこともあって、思い出という形になっている。
「今はそんな日々を送っているけど、君はどうかな?」と聞くところが切なさを感じられて歌詞に深みを持たせています。
そして歌詞のラストで色々君に語りかけたけど「その言葉は宙に散らずに花束になる」という歌詞がアルバム名『Aster』の花にピッタリで締めくくるには最高すぎるフレーズになっています。
思い出も言葉も消えてなくなってくれないんですよね。それを花束と表現するところがこの楽曲最大の魅力だと思います。
おわりに
明日を迎えられるよう
いかがでしたでしょうか。「この楽曲も入っていて欲しかったな」という意見もあると思いますが、また特集を組んで書かせていただきます。
こうやって夜に聴きたい曲を考えていると本当に1日中ホロライブのことを考えているなって思います(笑)。
朝起きたらホロメンのおはようツイートを見て、通学中はホロライブの音楽を聴いて、学校に着いたら友達と昨日面白かった配信の話をして、家に帰ったら配信を視聴して、眠る前にもう1度音楽を聴いて眠りにつく。
それほどまでにホロライブが私の日常を支えてくれているのだなと感慨深くなりました。その日常の中で上手くいかないことや、眠れない日がきっとあると思います。
明日が来てほしくなかったり、今日という日をやり切れなくて後悔したり。
でも、それはVTuberである彼女らも同じことなのかなと思います。彼女らがファンに元気を与えるように、きっとファンも知らぬ間に彼女らに元気を与えている。
そうやって今日をやり過ごして、明日をゆっくり迎えられたらなと思います。そして日々を迎え続けた先の現地ライブやイベントに笑顔で参加しましょう!
今回はここまでです。それではまた次回!!