鑑賞記002「晴れの日」
群馬県高崎市にあるビエントアーツギャラリーで開催中の、大竹 夏紀さんの個展「晴れの日」を鑑賞してきました。日本の伝統的な染め物の技法であるろうけつ染めの作品を制作なさっています。
ろうけつ染めというと、色を抜きたいところに蝋を塗って、染め抜く・・・という仕組みについては、こどもの頃の体験学習的なもので経験したことが一応あるにはあるが、好きな絵を描いて職人さんに染めて貰ったら絵が出てきたー!ヽ(=´▽`=)ノ、ってな程度の経験値。
その、蝋を付ける、色を重ねる、というのを計画的に繰り返していくことで複雑な色がにじむことなくきれいに乗っていって、作品ができあがるんだよね~っとギャラリー入ったらどーんとお迎えしてくれるのがこちら。
大きな瞳が印象的な、カラフルな少女?天女?がようこそって言ってるようですよね❤
解説によると、アイドル像とのこと。私的にはアイドルというよりは、神の領域に近い存在なイメージがあります。
そしてふと目を横にやると、、、
壁いっぱいに鳳凰が舞っておりました(うっとり)。
躍動感のある筆遣いと染めのカラフルさ、グラデーションの美しさ。口からは綺麗…迫力…すげぇ…とまぁ安定の語彙力なんですが、とにかく感動する大作です。
そして、私、たまにお着物着たりするんですよね。自己満足の適当着付けなので、偉そうなことは言えないんですけども。ろうけつ染めと言えば、お着物の反物にもよく見られるものでして、
わ~!めっちゃ華やかなお着物!!ヽ(=´▽`=)ノ✨ 左の獅子のいる作品は、会期始まってから追加で展示が始まったものだそうです。水の感じ、獅子の躍動感、めっちゃかっこいい!!
帯にもろうけつ染めの大きな目が居たりして「私位の年齢だとこの柄着こなすのは厳しいけど、帯ならちょっと冒険してみたいよねーwww」とかギャラリーのお姉さん捕まえて話したりしてました。
でね、その中でも特に注目したのがこちら!!!
この襟!!一目惚れですw
見て!後ろ側も抜かり無いの!素敵!!
今回着物関連の作品は非売品とのことでしたが、これ、つけ襟として頒布してみてはいかがかしらと、とてもとても思ったのです。
昨今の着物ブーム、自由な着こなしで楽しむ人が増えています。襟で遊ぶ方も多いので、コーディネートのひとつとして、とてもとても活用できそうなので、ぜひともご検討頂きたい!w
大竹 夏紀さんの個展「晴れの日」は、高崎市問屋町にあるビエントアーツギャラリーにて、2/17までの土・日・月曜日、12:30-18:30です。お着物好きな方はぜひお立ち寄り頂きたいです♪