映画NOPEを考えながら書く
「NOPE」を見てきた。
いろいろな要素があり、考えを整理したい。
まずは、チンパンジー『ゴーディの家/Gordy’s Home』の部分だけを考えてみる。
動物、人間、UFO、調教
動物を調教するな、って事ではさすがにないと思う。
そこまでの自然主義監督ではないはずだから。
では、あのゴーディーの凄惨な事件は「なぜ」起こったのか?
それは、「ジャングル」の話をしていたら機嫌が悪くなった。
の捉え方だと思う。
白人英語をしゃべる黒人「ジョーダン・ピール」は
白人社会・黒人社会のどちらでも違和感を覚え、
そしてその曖昧さゆえに、なんにでもなれるというコメディアンを目指したとある。
と、なるとチンパンジーの切れた理由は…いつまで動物扱いしとんねん!
が、有力だと思われる。
家族として一緒に暮らしているのに、いまだにジャングル弄りしてきたことに向かいようのない怒りが爆発したのではないか?
白人に囲まれ、白人と共に生活をしているのに
ふとした瞬間に黒人いじりをする白人優位の考え方、もうええで!
ではないだろうか…
調教は良い、だが対等に扱え。
でも、テーマの中には一貫性も必ずいる。
その大テーマには「見世物にすんな」が絶対にある。
冒頭
わたしはあなたに汚物をかけ、あなたをはずかしめ、あなたを見せものとする
ナホム書 第3章 6節
ここから、はじまる。
このややこしさが、キモになっているから面白いし難解なのかもしれない。
見世物にすると食われて死ぬ。目を合わすと死ぬ。
これは、いったい何を意味しているのか?
まだ、分からない。
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