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一兵庫県民が思うこと

関西だけでなく、全国的にも兵庫県知事の進退問題がニュースになっている。

兵庫県民としては早く解決して県政を進めてほしいと願うばかりだが、一個人としては大切な人を突然亡くしたご家族と、これから茨の道を進むかもしれないご家族を思い、ただただ胸を痛めている。


娘が高校2年生・息子が中学2年生の時に、夫の父がひき逃げ事故で亡くなった。

大切な家族を突然失うだけでもショックが大きいのに、原因だと思う相手から
『自分のせいではない』
と主張されれば、憎しみさえ抱いてしまう。

私たちの場合は、裁判が結審したことである程度気持ちの整理をつけることは出来たが、それでも一生許すことは出来ない。


一方、知事のご家族にとっても、今後の行方次第で辛い未来が待っている。

私の母方の祖父は、高祖父から地盤を譲り受け、市議会議員を2期務めたが3期目で落選した。
その後、家系から政治家になった者はいない。

母に理由を聞くと
『落選した政治家は、ただの一般人に戻るだけじゃないからかな?』と一言。
深い、深すぎる。


私が社会人として働き始めた約40年前はバブル真っ盛りで、パワハラ・セクハラは当たり前。
同期会ではよく
『今の時代だったら、慰謝料何百万円かは取れるよね⁈』
などと笑い合う。

しかし、遠い昔の話ではない場所もあるらしい。
省庁で事務次官を務めていた母の従兄弟からの又聞き話や、娘の先輩が官僚をしている友人から聞いた話としてだが
“官僚残酷物語”
は今でも実在しているようだ。


思うに、斉藤知事は自分が国会議員の“先生”から受けてきたパワハラを、悪気なく県職員にしたのだろう。
これでは、百条委員会が開かれても、いつまで経っても平行線のままだ。

皆が納得するものではないかもしれないけれど…
①知事が、元県民局長のご遺族に
『処分は間違いでした』と謝罪する。

②知事が、県職員の方々と全兵庫県民に
“二度とパワハラと訴えられるような行動をしない”
“風通しの良い職場環境を作る”
この二項目を誓い、県政を進める。

心を痛める一兵庫県民としては、このような形での解決策が最善かと思っている。


選挙が終わるたびに思うことがある。
それは
『学級委員を選ぶつもりで投票したのに、なぜ当選した途端“先生”になるのか?』
しかも、総理大臣は生徒会長ではなく、いつの間にか“校長先生”になっている。

私たちは
“自分たちの代表”が欲しいのであって、上から管理する人を求めているのではない。


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