日本の教育を考える #未来のためにできること
教育格差・引きこもり・いじめ等の教育問題は、
娘と息子が小学生だった約20年前から少しも変わっていない。
それどころか、先生の成り手不足が加わって、より深刻さを増している。
『あの頃に私達の世代が声を上げていれば、こんな未来じゃなかったかも?』
ニュースで見るたびモヤモヤする。
今の私が“未来のためにできること”
それは『今更関係ない』と他人事にせず、教育への思いを伝えること。
娘と息子は、高校3年生まで公立の学校に12年通ったが、その内10年は塾に行っていた。
理由は、学校の授業についていけなかったり、良い成績が取れなかったりしたから。
個別塾の塾代は、私学の学費より高額だったので
『学校で6時間も勉強してるのに、塾に行かなあかんって…効率悪すぎ!まるで残業やん‼︎』
『もう学校要らんやん!塾だけでいいやん‼︎』
月謝を支払うたびに、心の中で叫んでいた。
“日本企業の生産性が低いのは、学生時代の習慣が影響している”
そう聞いたことがあるが、納得だ。
学校と塾を融合して、効率化を図ることは出来ないのだろうか?
・学校に派遣された塾講師が主要教科を少人数制で担当し、教員は塾長的な立場でクラス運営をする。
・塾や予備校が作成した動画やテキストを教材として使用する。
・塾を地域のフリースクールとして活用する。
こんな感じで。
そうすることで
①塾や予備校
少子化による生徒の奪い合いの軽減。
②学校
授業の下準備が必要なくなり、教員の負担減少。
③日本社会
貧困による教育格差の解消。
この“三方よし”が成功し、学力向上が実現すれば国際競争力が高まり、文部科学省が進める「EDU-Portニッポン」にも弾みがつく。
大きな事業に発展させて外貨を獲得することが出来れば、授業料の値上げを検討している国立大学に環流することも可能になるのでは⁈
教育は、将来の選択肢を増やすためや、自立した社会人を育てるための手段であって、学校に通うこと自体が目的ではない。
登校出来ない児童と生徒だけのインターネット小・中学校の環境整備や、能力的に学習に向かない生徒に対する技能の習得に特化した学校の設立など
“子供は学校で勉強するのが当たり前”
その一択ではなく、多様な価値観に基づいた政策
を早急に進化させることが必要だと思う。
人生100年時代の中で、学生でいられる時間は何分の1と僅かなものである。
全ての子供が、貴重な学生時代を笑顔で過ごせる世の中であって欲しい。