見出し画像

大江戸線「エレベーター」VS「エスカレーター」どちらが早いか

◆はじめに

これを検証しようとしたキッカケ。

ある時、大江戸線の「エレベーター」に初めて乗り、改札に着いた時「これ、エスカレーターと全然時間が違う」と体感した。

実際に時間を測ったわけではないから、じゃあ比べてみようという事で、せっかくだから一駅のみだけではなく何駅かをピックアップして、「エレベーターとエスカレーター」の所要時間を比較してみることにした。

なお、これはあくまでも「ホームから改札まで」なので、改札から地上に出るのは所要時間がプラスされる。

夏の一定期間は都営線一日乗車券が500円なので、それで大江戸線を巡ってみた。




◆条件

・🚇電車から降りた時点が開始
・降りる◯号車は、エレベーター/エスカレーターの「一番近い扉」と仮定
・🛗エレベーターは改札にいる時点から開始と見なし、既にホームにいる場合は「改札からホームに移動する秒数」をプラス
・🚶エスカレーターは「歩かない」
・歩行速度は、一般的な女性(1.12〜1.54m/秒)
・改札に着いた時点で終了


◆光が丘

まずは光が丘まで行き、
計測開始🫡

◯ホーム〜エレベーター〜改札

0:38:6

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

0:42.5

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札がB3であり、ホームがB4
・エスカレーターすぐなので、エスカレーター。

**オマケ

光が丘公園がとても大きく、緑が溢れていて、公園でのんびりするのが好きな人にはうってつけ。
駅隣接のショッピングモールも大きく、ここで全てが買える。
凄くいい場所でいつか住みたいと感じる。

光が丘公園への歩道


◆中井

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:37.3

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

2:05.6

◯どちらが早い?

🛗エレベーター
・改札B1でホームB4とそこそこ深い
・エスカレーターは2回使用で、改札までの長いエスカレーターあり
・他路線が無い駅(西武新宿線中井駅は歩いて5分くらいなので同駅は重ならない)なのにも関わらず深い

**オマケ

新宿区は都心だが、少し歩けば住宅街
ここ中井も新宿区と中野区の狭間の地域。

住宅街



◆新宿

◯ホーム〜エレベーター〜改札

2:04.0

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

3:37.4

◯どちらが早い?

🛗エレベーター
・改札B1からホームB5まで深い。
・ホームからエスカレーターに乗るまで、人が多く20秒ロス
・エレベーターは、B4の都営新宿線(京王線)乗り換え場にも止まるがそれほどロスはない


◆国立競技場前

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:15.3

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

1:11.4

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札B1 でホームB3
・ほぼ同じ所要時間だが、エレベーターを待つのであればエスカレーターの方が早い。待たないのであればエレベーター。

**オマケ

出てすぐに国立競技場がある。

国立競技場

この辺は神宮外苑もあり、
緑が多くてとても好き

  先には多分オペラシティ


国立競技場(東京体育館前)という駅名だけあり、
東京体育館も歩いて5分程度にある

東京体育館



◆六本木

今回は「東京ミッドタウン方面」改札のエスカレーター/エレベーターを使用

◯ホーム〜エレベーター〜改札

4:19.9

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

3:42.2

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札B1でホームB7とかなり深い
・エスカレーター3回使用
・エレベーター2回使用
→エレベーターは地下5階で乗り換え
改札B1〜B5→乗り換えB5〜ホームB7
・ホームからエレベーターに乗るまで、距離がある

**オマケ

後述でも触れるけれど、日本で一番深い駅はこの都営大江戸線「六本木」駅。

実際に地上まで出ると、
かなり深いことが分かる。



◆汐留

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:12.4

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

0:55.6

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札B2でホームB3
・ホームまで浅いのでエスカレーターで良い

**オマケ

駅直結の「ペディ汐留」というビルは、B1Fにファミマがある。
そのファミマはイートインがあり、仕切りで区切られた個スペースと大きなフリースペースがある。
都心ではイートインがなくなっているところもあるので、ここまであるイートインは結構珍しいと思った。

この奥には広いイートインスペースもある


ここのフリースペースは、タダで誰でも使用可能。
自習室みたいな料金を取るところ当たり前だが、無料でこのようなスペースがあるのは珍しい。

フリースペース



◆門前仲町

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:03.3

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

0:59.9

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札B1でホームB3
・エスカレーターは2回乗るが、いずれも短く地下も深くないのでエスカレーターに乗った方が若干早い。

**オマケ

近くに大横川が流れていて、橋を渡って歩いていけば越中島。越中島駅は武蔵野線。

歩こうかと思ったけど、あまりにも暑いので橋まで行って引き返した。

大横川



橋を渡って真っ直ぐ歩けば越中島



◆上野御徒町

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:15.1

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

0:58.3

◯どちらが早い?

🚶エスカレーター
・改札B2でホームB1
・改札からエレベーターまだ少し歩くのと、地下が浅いのでエスカレーターの方が早い

**オマケ

上野の地下通路は長い。
上野から御徒町まで続いている。
新宿や大手町の地下とは違い、店が無いので本当に地下通路である。

上野〜御徒町の地下


上野〜御徒町は、アメ横がメインでその他何本もの商店街と店が立ち並んでいる。通るだけで楽しいが、人が多すぎる。

御徒町商店街


◆飯田橋

◯ホーム〜エレベーター〜改札

2:22.5(C2.C3)

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

3:20.7(C2.C3)
1:51.6(C1)

◯どちらが早い?

🛗エレベーターだが、C1は無い
・改札B1でホームB6と深い
・エスカレーターは2回乗り、改札へのエスカレーターは長い
・ホームからエスカレーターまで、下記のような通路を約1分歩く必要あり。

C2.C3への通路


・そして下記のC1改札はエレベーターが無い

C1への通路

ここの駅は特殊だと思う。
ホームからエスカレーター(エレベーター)までの長い通路があり、主要な出口C1にはエレベーターが無い。

飯田橋は複数の他線がある為、このような駅の形状になっているのだろうか。


◆新宿西口

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:21.1

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

1:20.4

◯どちらが早い?

🧐引き分け→階段
・改札がB3で、ホームがB4
・階段ですぐなので、階段で降りた方がいい


◆都庁前

◯ホーム〜エレベーター〜改札

1:06.1

◯ホーム〜エスカレーター〜改札

0:51:9

◯どちらが早い?

🧐引き分け→階段
・改札がB3であり、ホームがB4
・階段ですぐなので、階段で降りた方がいい


都庁前で終了🔚

木から覗く都庁


◆まとめ

⭐︎どちらの勝ちか
今回の調査で全11駅
エレベーター3駅
エスカレーター6駅
引き分け2駅
よってエスカレーターの勝ち🏆🚶

⭐︎平均所要時間
エレベーター:1:10
エスカレーター:1:24
※地下で最も深い「六本木」と特殊な「飯田橋」は除いた。

これは何故エスカレーターの方が平均時間が高いのかというと、新宿の3分台があり母数が9という小さい数字なのもあり、ここで一気に平均を上げている。
これを一つとってみても、
いかに「平均」というモノが曖昧かがわかる。

⭐︎その他
・ホームの地下が深いとエレベーター
逆に地下が浅ければエスカレーター(階段)。
・ただしエレベーター2回乗る「六本木」は例外
・そもそも目的地がエレベーターから近いかどうかがカギ。目的の改札にエレベーターが無い場合もあり、その場合は強制的にエスカレーターとなる。


◆あとがき

どのくらい時間かかるかわからなかったが、朝9時半頃から始め、4時間ほど。
大江戸線1周(+新宿〜光が丘)して終わった。

終わった後の午後には、さらに大江戸線を使いテキトーな場所で降りて見た。
一日乗車券なのでこういう事もできるのが良く、使い倒した。

*****
気付いたこととしては、他の路線で既に駅がある場合、ホームの地下が深い。

既に他の地下鉄が掘られた後にこの路線をさらに深く掘っているから、当たり前だがそうなる。

例えば、都庁前や新宿西口は地下が浅い。
これは他の路線がまだ無かったので、地下浅くても問題なく駅が作れた。

と思って調べたら、本当にそのようだった。

比較的新しい同線は建設時、すでに都心の地下に張り巡らされていたほかの路線を避ける必要があり、地下深い空間しか通せなかった事情があった

https://trafficnews.jp/post/131168#google_vignette


このソースは都内で一番深い場所にある六本木駅の例だが、他の場所でもそのようである。

しかし、上記の理由一つではなく複数あるようだ。

大江戸線の駅が深い理由はいくつかあります。主な理由は以下の通りです:

1. **地形と地質**: 東京の地下には多くの水脈や古い地層が存在しており、これらを避けるために深い位置に駅を設ける必要があります。

2. **他の鉄道との平面交差を避けるため**: 大江戸線は、他の多くの鉄道路線と交差していますが、平面交差を避けるために深い位置に建設されました。これにより、安全性が向上します。

3. **運行効率**: 各駅の間を深く設定することで、列車の運行スピードを向上させることができます。深い駅は周囲の交通に影響されにくいという利点もあります。

これらの理由により、大江戸線は深い駅設計が採用されています。

ChatGPT


自分で調べてみて確認する事は面白い。
特に地下鉄は面白いと思ったので、
また色々やってみたいと思う。



つづく。


◾️noteについてのアレコレはこちら


◾️エッセイはこちら


いいなと思ったら応援しよう!

みほ|エッセイ×ChatGPT
このサポートが日々の活力になります♪ 私も、より良い記事を書いていけるように頑張ります!