生成AIで書いた文章が頭に入らないワケ
私はChatGPTを多用して記事を書いている。
もちろん、使わずにすべて自分の言葉で表現する時もある。
私が使用している生成AIは、
主に「ChatGPT」と「Copilot」
どちらも無料版で使用している。
この記事では、生成AIで文章を出力し、
それがどのような印象を持つのか、
再確認してみようと思う。
◆プロンプトを入力し回答を得る
ChatGPTを使用しひとつの記事を作ろうとすると、「プロンプト」を打つ必要がある。
プロンプトとは下の画像の赤枠内の、
こちらが指示する言葉
そしてこのプロンプトを打つことにより、
ChatGPTが回答(出力)してくれる。
今は分かりやすいように画像を貼っているけれど、左下に「コピー」ボタンがある。
それを押せばChatGPTから出力された文章がコピーされ、そのままテキストとして貼り付けることが出来る。
例としてこのプロンプトを打ってみたが、
この文章ですでに「何か」を感じた方がいるかも知れない。
◆ChatGPTの文章
では、もう一つ試しに打ってみる。
今度はコピーで出力しそのままテキストで貼る。
プロンプト
#夏の思い出について教えてください
この誰でも知っているような内容で、
何の変哲もない文章。
ChatGPTだけではなく、
今度はCopilotで試してみよう。
◆Copilotの文章
CopilotもChatGPTと同じく、
プロンプトを打って回答を得る。
では、まず画像でお伝えする。
下の画像の赤枠が、プロンプト入力の箇所
「敬語」と書かれているが、これは自動で入ってくる。「ビジネス」とかも入ったりする。
要するに、語尾や文体をそれ用に作成される。
そして回答(出力)してもらえる。
回答が長くなったので、スクロールバーで下に進む。
一画面に収まらなかった。
画面の倍率を変えればいいだけ。
これもChatGPTと同じくコピーボタンがある。この文章は少々長いので、コピーをしテキストで出力してみる。
ChatGPTとは違い、Copilotはご丁寧にも文章に「リンク」が貼ってある箇所がある。その文章を叩けば、引用先のページへ飛ぶという仕掛けだ。
※ここでは一旦リンクを外した。
ではcopilotの出力した全文はこちら。
最後に絵文字もついている。
私が付けたわけではない。
これはCopilotの愛嬌なのかもしれない。
◆生成AIの文章は読みたくない
さて、上記の文章について。
この文章で「生成AIとは何か」という概要は分かったけれど、これをまともに読む人はどのくらいいるのだろう。
おそらく10秒くらいでさーっと流し見して終わり。いや、10秒読んだらマシなのかもしれない。
もうお分かりの通り、ChatGPTであろうとCopilotであろうと、生成AIの文章をそのまま使うとたいていの人は読まない。
そしてプロンプトを打った自分も同様であり、
こんな文章は読みたくない。
私もよくChatGPTが出力したものを使用しているが、長めのものはその記事の構成上、進めるのに必要なもの。
つまり「文章の流れ」的な問題であり、
「出力された文章を全て読んで!」
なんてまるで思っていない。
さーっと流し見してもらうだけでいい、
と思っている。
ただ、少し頭に入れてほしい箇所は「太字」にしている。
文字だらけで感情のない理路整然とした文章なんて、ほとんどの人は読まないのだから。
◆生成AIの文章は頭に入らない
タイトルにもある通り、
私は生成AIの文章を読んでも全然頭に入らない。
というのは、一回読んだだけではまるで記憶に残らないのだ。
これは一体どういう事だろうか。
ChatGPTに聞いてみる。
プロンプト
#生成AIで出力された文章は頭に入りません。なぜですか。
この文章も読みたくない。
ではさらに突っ込む
プロンプト
#この文章も頭に入らないですよ。
さーっと眺めて何を書いていたのか全く記憶に残りません
ピンポイントに要約してくれた。
これなら記憶に残りやすいかも。
それでもさらに突っ込んでみる
プロンプト
#これでも頭に入りません。どうしたら良いですか?
さらにわかりやすく文体を変えてきた。
この例から見ても、生成AIというのはどんどん突っ込んでこちらからプロンプトを投げていった方が、よりわかりやすい出力内容になる。
◆あとがき
以前の記事で「生成AIを使用すれば、記事は無限に書ける」とお伝えした。
それは紛れもなく本当のこと。
ただし、それはただ書くだけであり「記事を書く」と言う行為そのもので終わってしまう。
もちろん、そのこと自体がダメなわけではなく、
それはそれで構わないと思うし、noteの投稿の仕方は自由。
しかし、生成AIで文章を書いてもらい、読み手だけでなく書いた本人も面白いと思えるようなモノを作るには、やはり少し工夫が必要なのがわかる。
これからも、ChatGPT先生やCopilot先生に少しでも面白い文章を書いてもらえるよう、上手い指示の出し方を考えていこうと思う。
つづく。
■他のChatGPTを活用した記事はこちら
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