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INFJ×HSP ぼっちからの脱出、生徒会(高2〜高3)

前回↓


2年になり、新クラスになった。


新クラスになってすぐ、体育の授業で長距離のマラソンがあった。

周りは友達同士で固まって走るらしい。
私は長距離が苦手、しかも1人で走るとなると余計長く辛く感じるだろう。


「また去年と同じになってしまわないだろうか…」と焦っていた。
誰か一緒に走ってくれる子を見つけたい、必死になった。

そのとき目に留まったのは、
去年に引き続きクラスが同じ・入学直後隣の席だったあの子。(※)

もう1人、初めましての子と一緒にいた。(2人は知り合いだという)


勇気を出して、「一緒に走ってもいい?」と2人に声をかけた。

それが、私の高校生活を救ってくれた出会いだった。


それから、体育の授業はいつも3人でいるようになり、一緒に過ごす時間が増えた。
当時初めましてだったその子が、私の親友になった。

(※…入学時隣の席だったあの子には他にも友達が結構いた。決して仲が悪くなった訳ではない。)

朝の授業前からお昼ごはん、授業間の休憩もほぼ一日中一緒にいて、毎日のように何でもないことでLINEをした。



私たちが親友になれたのは、大きく2つの理由があったからだと思う。

①「去年のクラスでぼっちだった」が共通していたから
②私がその子が所属していた生徒会に入ったから

①…実はその子は去年、私の隣のクラスだったらしい。
私が前を向けていなかったことで、隣のクラスに私と同じような気持ちを抱えた子がいることに気がつけなかった。

②…私は元々受験面接で「高校では生徒会に入りたい」と話していたが、他の活動を掛け持ちしていたため入れなかった。生徒会に所属していたその子と仲良くなり、再挑戦するきっかけを得て、2年生から途中加入することができた。


生徒会への途中加入

生徒会に加入したことも、私の高校生活が好転した1つの要素であった。

まず、生徒会メンバーと友達になることができた。
途中加入したことで、メンバーから直接仕事を教わり、会話が生まれた。
そして、仕事をきっかけに過ごす時間が増え、だんだんと距離を縮められた。

生徒会に入って良かったと特に実感したのは、文化祭

1年生のときの文化祭は最悪だった。
ぼっちだったせいで、誰も一緒に回る人がいなかった。

クラス展示の仕事以外、1人で展示を見ているしかなくて、帰宅して良い時間になったら逃げるようにすぐ帰宅した。
外へ出て、非日常を楽しむ賑やかな高校を振り返った瞬間、こんな高校生はこの学校で私くらいだろう…と、逆に笑えた。


2年生、高校2度目の文化祭は、全然違った。

生徒会で過ごす文化祭は、大忙し

当日はもちろん多忙だったが、前日までが1番大変だった。

校内の装飾や当日のステージ発表の準備などで、放課後19時くらいまで学校に残って作業をしていた。
やることが多くて大変だったけれど、暇より全然良かった。

今思い出しても、あの時間は青春だったと思える。

そして、文化祭当日、時間があるときは友達と回った。
友達がいるとこんなに楽しいんだって、実感した。


いよいよ高3に


実はまたもやクラス替えがあったのだが、奇跡的にその親友と一緒のクラスになれた。

ただでさえ大学受験を控えて怯えていたのにクラス替え…と震えていたが、
親友と一緒になれて、心の底から安心した。


親友ができてから、私は学校で明るく振る舞えるようになった。
親友と一緒じゃないときでも、クラスの子と普通に話せるように成長できた。

高1のときは、一言も話さずに終わる日もあったくらいなのに。

友達ができてからの高校生活は180度違った。

やはり「高3の1年間=受験勉強」ではあったが、一緒に勉強を頑張って、一緒に息抜きして、一緒に愚痴も言い合える仲間がいるからこそ、やってこれた。



卒業式の日、一緒に写真を撮ろうと言ってくれる友達がいて。
私の高校生活、ぼっちで終わらずに過ごすことができて、本当に良かった。



学校という世界は狭い


私は、学校というものが苦手。

世界が狭すぎるから。
限られた空間で、人間関係や活動が密接に絡み合っている学校。

うまく溶け込めず、孤独感を感じても、簡単に逃げられない。

朝起きたら、今日も学校。疲れ果てて帰っても、明日も学校。
単調な生活の繰り返し。

でも学校という「普通の」レールを外れることが怖くて、
本心では嫌でも、淡々と学校の準備をしている自分がいた。



高校を卒業したとき、やっと終わった!!!と思った。

大学に入って、本当に楽になった。

1番大きく変わったことは、ゆとりがあること。

授業がフルで入っていても、高校より全然マシ。
朝に時間ができて、精神的な負担が大きく減った。

それに、大学は1人でいたとしても、高校より全然浮かない。

世界がずっと広く感じる。


次回は大学生になった今の友達関係について。


お読みいただき、ありがとうございました。

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