スイスの直接民主制は本当の実態?
雪が残る日曜日
4つの連邦法案を問う国民投票が行われた。
この国では、有権者5万筆以上の署名を集めると議決案を国民投票にかけられる。
まさしく、直接民主制だ。
でも、日本が二重国籍を認めてくれないため
私にはスイスでの選挙権がない・・・。
それは悲しいけど、
ホッとする部分も、ないでもない・・・。
立場によって、公正な判断が難しい案件を、
写真のような冊子などを読んで勉強してからでないと投票できないから・・・。
今回の争点は、医療費の負担を保険と州がどう分担すべきか、世界的に見てもひどい渋滞の原因となっている高速道路の拡張、そして賃貸住宅が好きなスイス人の又貸しなどの決まりについてだ。
それでも長く住んでいると
折角直接民主制があるのに、居住地で起こる事に意見を言えない虚しさも募る。
そんな、私みたいな人が住民の三分の一も存在すると読んだ時は驚いた。
直接民主制だけど、三分の二は参加できない民主制。
ここに、スイスの現実がある・・・。