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リユース×マーケティングの視点から新たな風を!藤井和也氏がNOVASTOの顧問に就任

NOVASTOが開発・提供するリユース専門POSシステム「ReCORE(リコア)」は2019年のリリース以降、我々の持つリユースへの知見と、そして実際に利用されるお客様からのご意見ご要望を元に機能追加・アップデートを重ね、現在では”POSレジシステム”というカテゴリでは括りきれないシステムとなりました。
機能としては成熟期を迎えたシステムではあるものの、まだまだ見込み顧客・潜在顧客が持つReCOREへのイメージをアップデートできていなかったり、本質的な良さを伝えきれていないと痛感することもあります。

そこで、NOVASTOでは強力な助っ人をお迎えしました!これまでECサイトのディレクションやリユース業界におけるマーケティングに従事されてきた、Repro株式会社執行役員CMOの藤井和也氏にNOVASTOの顧問として参画いただきました。リユース×マーケティングの視点を新たにNOVASTOに吹き込んでくれる存在として活動いただく藤井氏に、これまでのご経歴や今後について話を伺いました。


これまでの経歴

藤井和也氏

ー これまでの経歴について教えてください。
藤井氏:キャリアのスタートは、WEBディレクターとしホームページを制作する仕事でした。その中で、ある企業のECサイトプロジェクトに関わることがあり、売上が上がった時のお客様からの感謝や、売上を上げるサービスの面白さにやりがいを感じ、株式会社ecbeingに入社。EC構築システムやマーケティングソリューションサービスの営業から売上アップコンサルティングまで幅広く経験しました。そこでお客様の売上アップには貢献できたのですが、今度は自分自身でモノを売ってみたいと思い、ご縁があってバリュエンスHD株式会社に入社しました。小売事業の責任者として店舗、EC事業のディレクションに携わりました。
元々リユースショップをユーザーとしてりようしていたのですが、リユース業界で働く立場になってみて、リユースの面白さと可能性を感じ、次のステップとしてリユースショップであるセカンドストリートを運営する株式会社ゲオHDにマーケティング責任者として入社しました。元々存在していたマーケチームではCMや広告などの施策が中心でしたが、企業やお店自体の知名度が高かったので、広告費だけに頼らないマーケティングでも十分結果が出せると感じ、【広告費ゼロを目指すチームを作る】というミッションを掲げ、各事業部と連携を取りながらリユースを世の中に浸透させるための施策を実行しました。
その後、Repro株式会社に執行役員CMO(マーケティング責任者)として入社し、2月からはNOVASTOの顧問に就任させていただきました。

NOVASTOとの出会いから参画まで

ー 代表の佐藤との出会いについてお伺いできますか?
藤井氏:佐藤さんとは、バリュエンスHDに在籍していた時に同じオンラインで開催されたリユース関連のイベントに参加していて、そこで知り合いました。当時、私自身リユース店舗を運営する企業で働いていたこともあり、NOVASTOや佐藤さんのことは知ってはおりましたが、初めてお話する機会があったのはそのイベントです。

ー なぜその後、NOVASTOに参画する流れになったのでしょうか?
藤井氏:佐藤さんとの最初の出会いから特段連絡を取っていたわけではないのですが、また別のリユース関連イベントで一緒になり、その時に自分の講演で「リユースの未来」について話したんです。明るい未来だけじゃなく課題や伸びしろについても話し、それを聞いてくれた佐藤さんが本気で共感してくれて。そこで距離が縮まりましたね。

NOVASTO代表佐藤:市場の成長ばかりに目が行きがちですが、自分はリアル店舗がメルカリなどの台頭によってピンチになっている時期にリユースに携わり始めたんで、もともと課題意識が強いというか。そこに向き合っていかないと予測される未来はこないよね、という考えが自分にもあったので、藤井さんの講演内容にとても共感したんですよね。
ちなみにこの頃の藤井さんはNOVASTOやReCOREに対してどんなイメージを持っていたんですか?

藤井氏:POSベンダーというイメージが強かったですね。僕だけじゃなく、周りにとってもそうだったんじゃないかなと思います。実際ReCOREではPOSレジの範疇を超えた価値を得ることができるんですが、POSレジとしてのイメージが強いのでなかなかリプレイスに至らないというか。もっとReCOREを語るのに適切で簡潔な表現があると思うので、これから考えていきたいですね。

ー 参画の決め手になったことはありますか?
藤井氏:二人で喫茶店で2時間ほど話す機会があったんですよ。これは業界とか関係なくそうなんですが、「調子が良い時ほど、悪くなるかもしれないという危機感」を持ってる人って少ないんです。伸ばし続けたいなら危機感を持つべきだと考えています。そのあたりの価値観が佐藤さんと合っていたので、そんな佐藤さんが経営しているNOVASTOに協力したいという思いから、参画に至りました。

現在感じているリユース業界における課題

ー 現在リユース業界に対して感じている課題はありますか?
藤井氏:リユースはマーケティング文化の薄い業界というのもあるんですが、リユース人口を増やそうと考えている事業者の数はかなり少ないのが課題の一つですね。お客様を奪い合っているだけになっているのが現状なので、この先を見た時には”中古拒否層”をどう取り込んでいけるかが大事だと思っています。

NOVASTO代表佐藤:リユース業界に優秀な人材が流入してこないという部分はどうでしょうか?伸びしろがある業界なのに何故なんでしょうか。

藤井氏:リユース事業の良さを企業自身が認知していないパターンもあると思います。経営層がリユース事業への愛着や思いをしっかり持っていることで、それが伝わり社風や文化になれば、優秀な人材も定着するかもしれません。

ー では、伸びしろを感じる部分はどんなところでしょうか?
リユースはデジタルの領域はまだまだ弱い業界です。スピード感は各社様々ですが、どの事業者にとっても今後は避けて通れない部分だと思います。スピードを早めるには他社の成功事例の共有が不可欠だとは思うのですが、結構クローズドな文化があったりするので…。
先程話した人材課題にも繋がってくるのですが、テクノロジーに明るい人材が入ってきてくれることで、オペレーションやマーケティングの面でも発展が見込めると考えています。
もっとテクノロジーを活用することで伸びていける業界だと思っています。

これからNOVASTOでやっていきたいこと

藤井氏:実はNOVASTOやReCOREの存在を初めて知った時に、自分は立場的にReCOREを導入しようと思えばできたんですが、検討には至らなかったんです。”POSレジ”という印象が強かったので必要性を感じなかった。
先ほどもお話した通り、実際にReCOREはPOSレジと表現できないほど様々なケースにおいて活用できるシステムなので、現在のイメージの払拭とアップデートを行っていきたいな、と。「ReCOREじゃなきゃダメな理由」というのが絶対にあるはずなんですが、経営層やメンバーもそれを明確に把握できていないところが今のNOVASTOにおける課題だと感じています。そしてその答えは現在利用されているユーザーが知っていると思うので、まずはそこを吸い上げていきたいですね。その理由が明文化されることで全チームにおいても軸ができますし、もっとうまく回っていけると思うんです。まずはその仕組みづくりをしていきたいと考えています。


まとめ

NOVASTOでは良くも悪くも職人気質のメンバーが多く、外部からどういうイメージを持たれているか、つまりブランディング部分への意識が不足している部分があったかと思います。
そこでこれまで藤井氏が培ってきたリユース業界での経験、さらにマーケティング視点から会社を俯瞰していただき、企業ブランディングにとって最も大切な上流部分の認識を合わせていくことで、事業や業界への解像度を高め、サービスや企業の価値が正しく伝えられる様に共に動いてまいります。


株式会社NOVASTO
NOVASTOでは【いい循環から 最適なコーマス体験を。】をミッションとしております。 近年、大量生産・大量廃棄問題がメディアでも大きくフィーチャーされ、サーキュラーコマースの重要性が叫ばれる中、「捨てずに売る」が当たり前になりつつあります。 「リユースという選択肢がもっともっと身近に、当たり前にある世界を実現したい。」 私たちNOVASTOは【リユースの総合商社】として、”コマース”という流れの中のリユース領域における様々な課題に向き合いソリューションを提供することで、リユースの価値を高め、売り手にも買い手にも最適な購買体験が世の中に広げるお手伝いをしております。

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