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創業9期目で、はじめて全員で会社のことを考えてみた話
株式会社NOVASTO広報のモリニシです。
去る10月8日、NOVASTO第9期目のキックオフミーティングが実施され、その一環として、NOVASTO初の縦割りチーム制ワークショップを開催しました。
「え、ワークショップなんてよくあることでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、今のNOVASTOにとっては、重要かつ必要な試み。その理由も含め、レポを共有いたします。
特にスタートアップや小規模の企業様には読んでいただきたい内容です!
なぜワークショップ??
増員により直面した企業課題
NOVASTOの創業は2016年。2019年にメイン事業であるPOSレジシステムのサービスをリリースしました。私自身もその年に入社。当時は私が6人目のメンバーという規模感で、ある意味、良くも悪くも無法地帯と言えるような、ルールが曖昧な環境でした。
しかしながら、小規模ならではの"みんなで1つのモノを作り上げている感"はすごくあったな、と。
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それから5年が経ち、サービスは着実に拡大し、従業員数も29名に増加。
小規模だった頃は、代表からのメッセージが直接全員に届きやすかったため、特に明文化されていなくても、全員が「どのような行動が会社に有益か」を暗黙の了解として理解していました。しかし、人数が増えるとそうはいかなくなりました。
その要因として大きくあげられるのが、チーム体制が整ったことです。
「チームごとの文化づくりによる結束の強化」
それだけ聞くとよく聞こえますが、だんだんとチームの先にあるもの、例えば他のチームのことや、会社全体のことが見えづらくなってきたのです。
コアバリュー刷新計画を、課題解決に紐づけたい
そんな時に出てきたのが、コアバリュー刷新計画でした。
NOVASTOでは元々5つのコアバリューを掲げておりました。
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これらはサービスリリース当時に代表とCTOが策定したものですが、5年以上が経ち、会社のフェーズも大きく変化したため、見直す必要が出てきました。COOからこの計画について聞いた際、私は次のように考えました。
コアバリューはメンバーの日々の動き方に直結する重要な部分。全員で決めた方が納得感が生まれ、共通の方向性を意識しやすいのでは?
共通のテーマについて考えることで、チーム全体の結束力を高められるのでは?
このアイデアのもと、ワークショップを全社MTGで実施することになったのです。
いつもの全社MTGでは、チームの代表者がメンバーの前で戦略を、言わば一方的にお話するスタイルであり、みんなで議論するにはワークショップ形式が最適だと考え、企画を始めました。
何をどこまで、どう決めるか。
当日ワークショップに割ける時間は一時間。その場で新しいコアバリューを決めるきることは不可能です。
そこでこのワークショップのゴールは、【コアバリューの種を、全員で見つけること】としました。この"全員で"というところがポイントです。
まず考えたのが、どうすれば全員が話し合いに参加できる状態を作れるか、ということ。
メンバー全員で輪になって話したところで、一部の声を出せるメンバーだけが話してしまう状況になることを避けるために、普段あまり関わりのない人同士を組み合わせたチーム分けを行うことにしました。
更に、チームごとにブレストを行った上で、チーム内で全員が自分の意見を発表する時間を設けることとし、とにかく全員が発話できるシチュエーションを作ることにしました。
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もう一点気をつけたのが、ある程度テーマを絞ること。
ざっくり「今からコアバリュー考えてください!」と言ったところで、うまく話を進められる人はいないと思います。
議論の迷子になってゴールが達成されないことがないように、【行動】【マインド】【コミュニケーション】【成長】という4つのテーマを決め、それに沿って各チームで話してもらうことにしました。
ワークショップ開始!その様子は・・・
そして当日。
「これ、私がやりたいと思ってるだけで、みんなはそうでもないかも…」という不安を抱えながらも、ワークショップの趣旨を説明。
こういったワークショップは初めてのことだったので、メンバーは少し戸惑っている様子でした。
いざチームごとに分かれて、議論を開始すると、私の最初の心配をよそに、それぞれ白熱した議論が・・・!
あるチームは現在と未来を比較して考えたり、あるチームはとにかくブレスト形式でキーワードを出しまくったり。
結果、上記で紹介したルールがなくても全員が自発的に議論に参加できており、あえてルールは無視して、テーマについて自由に話し合ってもらうことにしました。
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NOVASTOのメンバーって陰キャが多くて(笑)、あまり自分の想いを周りに熱く語るタイプの人がいなのですが、この時はみなが内に秘めたる熱量を共有してくれました。
その様子が感慨深くて、ちょっぴり涙が出そうになったことは内緒です。
そして最終的にチームごとの発表を行いました。
それぞれのチームからの話を真剣に聞き、頷いたり、時に他チームのメンバーがツッコミを入れたりしながら、発表は終わりました。
ワークショップを終えて、感じたこと。
ワークショップ終了後、高揚した様子で「楽しかったです!」と伝えてきてくれるメンバーもいたりと、企画としては成功と言っても過言ではないかと…!
ワークショップの締めの挨拶でもお話したのですが、このワークショップの目的は、「新しいコアバリューを作ること」だけではなく、全員で同じことに取り組み、議論を交わし、結束を深めてもらうことでした。
もちろんその中で、新しいコアバリューの種になるキーワードがたくさんでてきたことは大きな収穫となったし、新しいコアバリューが決まった際にも、「自分たちで考えた」という意識から愛着を持ってもらい、それが定着・浸透に繋がると思っています。
そしてこの日私が一番感じたのは、【安心感】だったりします。
私はこの1年ほど、「チームごとでの活動が増えて来た今、正直どれくらいのメンバーが、会社全体のことを考えてくれているのだろう…」という不安を持っていましたが、今回の様子をみて、それが一気に払拭された気分です。
「あ、このメンバーなら大丈夫だ。もっと良い組織になる!」
素直にそう感じることができました。
みんなが会社愛に溢れていて、嬉しさしかない。
やってよかった・・・!
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最後に
こういった全員参加型のワークショップを完全オフラインで実施できるのは、いまの規模感〜50人くらいが限界かな、とも思います。
企業規模が大きくなったといっても、まだ30名弱。
例えば今回のようなコアバリューの刷新について全員で話し合う機会をもつことも、この規模感だからできたことかもしれません。
逆に言うと、今はそれを強みにしていきたい。
今いるこのメンバーの結びつきが強くなって、足並みを揃えられることで、まさに会社の"コア"になってもらいたい。
そうすることで、今後入ってきてくれたメンバーにも統一感のあるメッセージを伝えられる様になるし、組織としてブレない軸ができればいいなと。
今回の経験を通じて、ワークショップの有効性が分かりました。
今後も”この規模だからできる”他の手段も試しながら、組織としての成長を加速させていきたいです。
全員で、ね!
株式会社NOVASTO
NOVASTOでは【いい循環から 最適なコマース体験を。】をミッションとしております。 近年、大量生産・大量廃棄問題がメディアでも大きくフィーチャーされ、サーキュラーコマースの重要性が叫ばれる中、「捨てずに売る」が当たり前になりつつあります。 「リユースという選択肢がもっともっと身近に、当たり前にある世界を実現したい。」 私たちNOVASTOは【リユースの総合商社】として、”コマース”という流れの中のリユース領域における様々な課題に向き合いソリューションを提供することで、リユースの価値を高め、売り手にも買い手にも最適な購買体験が世の中に広げるお手伝いをしております。
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