【読書メモ】DX戦略立案書(9)
読んだ本
DX戦略立案書
https://www.amazon.co.jp/dp/4561267468
GW前から読みはじめて読了。アウトプット。
目次:5 スピーディーな実験で革新を起こす
実験ツール:収束型実験法
例)ABテスト
一般的に既存の製品やプロセスのイノベーション、改善、バージョン比較などに役立つ
実験ツール:発散型実験法
新製品、新しい業務プロセスなど、あいまいにしか定義されていないものに役立つ
多くの人は失敗を認めない。そのため、実験期間は予め決めておく必要がある。Amazonなどは、次の段階に進ませるかどうかの期間を3か月に決めている。
アイデア作りの参考図書は、本書に多くの推薦図書がある。アイデアは必ず2つ以上作ること。
最後に、学びの共有はいずれの実験でも重要である
イノベーションにおける組織の課題
検証と学習の企業文化を作る。
偉い人の"勘"で意思決定するのではない。これからは、意思決定のエビデンスが重要である。
歴史家のユヴァル・ノア・ハラリは、科学革命の誕生を「無知の発見」と呼んだ。どんな概念、領域、理論にも、異議申し立てのない聖域はない。
Googleのビジネスのうち、ビジネスにつながったのは1割以下。
Netflixも実験の9割は失敗と認めている。
ハイテク・ジャーナリストのアレクシス・マドリガルは、こう考察する。
”私たちは創造性には優れているが、判断力はお粗末である”
2011年に、Appleを退任したジョンソンは、小売企業J.C.ペニーのCEOに就任した。AppleStoreと同じコンセプトで店舗を再生しようとしたが、実験せず、展""したため、大失敗に終わった。
計画的に失敗して祝う文化が重要。誰も失敗したくない。失敗のプレッシャーがある世界では誰も失敗しない。
まとめ
デジタル時代、企業は、イノベーションを起こすための継続的、かつ、効果的に実験していくことを学ばなければならない。
顧客に適応せざるを得ないから適応するのではなく、適応できるときに適応するという考え方が新たな時代には必要不可欠である