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生きていればいろいろある。その過程で生まれた一人の自分について。


#想像していなかった未来ということで、少々自分語りをさせていただきます。
どうかお付き合いいただけると幸いです。申し遅れました、あざら氏と申します。ではほんへどうぞ。

今の私を、過去の彼は想像できただろうか。

全くの別人と言ってもいいほどなので、あえて彼という表現をさせていただきました。自分に他人扱いされるような自分は一体どんな野郎だったのか
一言で言い表すなら

オタク差別

こう言ったところでしょうかね。
遡ること3年前まで、私は電車で美少女ゲー(ウマ娘、fate、etc…)をしている男性を見つけては、魔女でも見つけたかの如く嘲り笑い(心の中で)、あるいはその頃の友人と共に冷笑などしていました。

今思い返すだけで全身に鳥肌が走るような痛々しい過去なのですが
そんなf**kingレイシストが、いまやアニメ監督や製作に憧れ、こんなnoteを書き綴っています。驚くべき変化ですよね。自分でも書いてて本当に自分なのか怪しくなってきました。


転換と出会い、そして:||

では、いったい誰が私を今の私たらしめたのか。いったい誰が、想像だにしなかった線路への転轍を切り替えたのか。

色々な要因があるとは思いますが、ひとつだけ「これは、確実に私を変えた」
そう言えるもの、作品があります。そのものこそが

エヴァンゲリオン

この作品が私にもたらした影響は計り知れません。
冷笑筋が月日と共に落ち着きを見せ始め、それに比例するかのごとく湧き上がってきた厨二心にあまりにこの『エヴァンゲリオン』というものは気持ちがよく、冷笑筋はどこえやら。

作り込まれた世界観と、特撮を彷彿とさせるアクション。
奇想天外な発想で繰り広げられるこの作品は今でも多くの人に愛され、もちろん自分も例外ではありません。

アスカに初めて「推し」のような感情を抱き、今までは家族と夏休み映画に行く程度だったのが、シンエヴァの最終作は一人で観に行くまでに。

思い返せば、もうこの時から私が、映画監督を夢見るのは決まっていたのかも知れません…

はるか未来目指すための羽を纏った私は、今まで触れて来なかった大空に飛び立つことができました。

『リコリス・リコイル』で生涯の推しに出会い『サマータイムレンダ』で初めて漫画で涙を流し『物語シリーズ』で初めて表現に興味を持ちました。
たまにアマプラを契約しては、登下校の電車の中でアニメを見る
そんな日々が続きました

そして、ほんの出来心でついに出会ってしまったのです。いや、出会うべくして出会ったのでしょう。

『秒速5センチメートル』

この作品と出会ってから、私の中にひとつ若芽が芽吹きました。

俺も映画を創りたい。

これが私がハッキリとこういう思いを抱いた瞬間だと思います。

今まで川村元気プロデュースの新海誠作品しか見て来なかった自分にとってはあまりに新鮮で、そして本来の野生の新海誠が繰り広げる、そのままの新海ワールドは私を変えるには十分すぎました。

『秒速5センチメートル』を見終わった後のあの余韻は、生涯忘れられないでしょう。

アニメに対して差別意識すらもっていた少年が、青年となり
アニメに対して淡い恋心を抱いた初恋の瞬間でした。

想像だにしなかった未来(いま)を迎えて尚、未だ待ち受ける未来と…

さて、ここまで過去と現在の話をしてまいりましたが、ここからは未来についてお話しさせていただきます。後もう少しだけ、ご一緒いただけると幸いです。

まぁ、当たり前の話ですが、#想像しなかった未来を迎えても
未来は以前茫漠と自分の目の前に立ちはだかっています。
それこそ事実は小説よりも奇なのでまだまだ想像もしないような未来が待ち受けているかも知れません。

私が映画監督として大成できるのか。そもそもなれているのか。
明日何が起こるかすら把握しきれないのに、10年や20年それよりさらに先のことなどわかるわけがありません。

しかし、私はその予測不可能性を楽しみながら、今という未来を
大いに謳歌しようかと考えています。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。皆さんに素晴らしい未来のあらんことを。

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