荒廃農地4年ぶり増
kantaの気になるNEWS 1話目になります。
このnoteはkantaが気になる記事を勝手に思ったことを書いています。
荒廃農地4年ぶりに増加
農水省は、耕作されずに荒れて作物を栽培できる状態にない「荒廃農地」が2023年度、国内で25万6700ヘクタールとなり、前年度から1・4%(3500ヘクタール)増えたと発表した。
荒廃農地言い換えると耕作放棄地の事です。
この記事によると、4年ぶりに20都道府県で荒廃農地が1割増えたそうです。4年ぶり!?と驚いたが、色々ひも解くと、今まで荒廃農地は増えていたが、その分山林化する畑が多く、地目を畑から林に転換する事で、相殺されていたらしいです。ということは、全体の畑は減っているそうです。
この記事で注目すべき点は中山間地の深刻さ。今回増加した上位3県(長崎 長野、愛媛)は中山間地での荒廃農地化が進んでおり、条件不立地です。
日本は見ての通り、山が多いので、必然的に中山間地(山や傾斜地)が多くなる為、生産性が低くなります。さらに農家数は減っている為、尚のこと
荒廃農地化は進みます。
この問題に対し、様々な策略があるが、正直難しいと思っています。
ある意味、諦める勇気は必要だと実感しています。
参考までに、青森県はリンゴの一大産地だがリンゴ農地面積は昨年400ha減っているそうです。実際産地でもそういう状況です。
減少スピードに追いついていないですし、爆発的な技術革新が起きない限り、食い止める事は難しいです。さらに言えば、少子化もあり日本全体として、労働人口が減っています。超超ハードモードです。
さらに中山間地は機械化しにくいですし。。。
なので、残酷だがこれからは農地の選別が始まると思います。
山際や傾斜地は悲しい事に山林化します。
勿論何もしないという事では無く、あがく必要性はあると思います。
ただ、どうしても使いにくい所は潔く山に戻しましょう。
※安易に戻すわけでは無く周辺環境等も考慮しつつ。
そして、比較的に条件が良い場所が選ばれる時代になると思います。
だってそっちの方が失敗リスクは減りますし。
最後に荒廃農地を使いたい!という、個人プレイヤーがたまにいます。
正直言います。最初はやめとけ。
なぜならば、荒廃農地を畑に直すのは相当大変です。
さらに言えば、元々動物の住処だった場合がある為、獣害被害にあいやすいです。動物は住処を覚えてますからね。
また草も良く生えます。今まで放置されてきた雑草たちの種がたくさん落ちてますし。それでも使いたいというあなたは、開墾は業者に任せましょう。
草刈り機で立ち向かうと、農業を始める前に辞めたくなります。
真面目な話、よほど資金力がある企業体でない限り、自分でやるなんてことは危険ですし割に合わないです。開墾は大型の機械が必要になります。
なので。専門業者に任せるべきです。そうなると資金が必要ですね。
個人でかつ新規就農者は、前年まで使用していた畑や整備されている畑を使用する事をおススメします。
一応宣伝までに、弊社は農地開墾を専門で行っています。
詳しくは「CREATE AGRI」と検索!
という事で今回は、「荒廃農地4年ぶりに増加」について書きました。
このコーナーは不定期に延び延びやっていきます。
ではまた次回!さようなら~