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04 大阪星光学院 本当にあった中学入試のハナシ❶【長男編】

こちらの試験日程や合格発表、
事務処理などは、
2019年のものであり、
現在とは異なる場合がありますので、
ご注意ください。

【入試1日目】


朝4時半。
起きると暗い、、、
当たり前だけど。

発熱のため、
リビングで寝ている発熱次男を
気にしながら、
入試の長男のお弁当を作ります。

試験会場に付き添う自分の準備。

そうこうしているうちに、
義理の母が到着。
3日間のスケジュールを共有します。

5時すぎ、長男を起こします。

「おはよう!」

「おはよう、よぉ眠れたわ!」

???

彼には、
父親が手術した翌日でなく、
父親がいない日でもなく、
入試1日目。

「1つ、また事件がおこりました。」

「パパ、どうかした?」

覚えてるんや、、、

「いや、そちらは大丈夫やねんけどね。
 ○○(次男)がインフルかも、、、」

「わかった。」

なんだか、いちだんと大人びて
見えたのを覚えています。

「今日は土曜日で、病院が午前中しかないから
 念のため、検査に行っときたいねん。
 だから、
 帰り大阪星光から
 一人で帰ってこれる???」

「楽勝。
 1ヶ月上本町に通ってたんやで。
 大丈夫や。」

実は長男は、
特殊なてんかんを持病としていたため、
寝不足
および
過度の試験スケジュールは
ドクターから禁止されていました。

幸いなことに1日1校受験、
1日目は、
午前中 大阪星光 でした。

主人の緊急手術 も
次男の発熱 も想定内?

持病も神様からの贈り物だったのかもしれない。

とりあえず、いつも通りの朝ごはん。
試験日は脳を目覚めさせるため、
長男はいつもの 梅干し です。

持ち物を最終チェックし、
いざ出発!

玄関を出ると
まだ暗い、そして寒い(笑)

6時前の電車に乗るため
駅のホームへ。

そこには
『受験生、がんばれ!』
の文字。
電子掲示板の下の部分に書かれていた
全く見知らぬ人からのメッセージに涙。

しっかりしてや!
と我が子になぐさめられ、
道順がわからない私は
我が子に
四天王寺前夕日丘駅
まで案内されるのでした。

受験前の激励会に到着!
なんと、、1番(笑)

お世話になった先生方に挨拶します。

そして、
たくさんのお友達と一緒に
先生から激励をうけ、
試験会場に入っていくのでした。

始まってしまった。
これから長い3日間の戦いが始まるんだ。

がんばれ、長男よ!
祈るしかありません。

そして、
私は急いで帰宅。
義理の母に見守ってもらっていた
次男をかかりつけの小児科へ。

こちらも
インフルではありませんように、、、
と祈るばかり。

「いつ発熱されましたか?」

「昨日の夜中です、、、
 1時くらいに気が付きました。」

と言った後に、、、
12時間経ってないじゃない。

検査の意味ないやん、、

「本日は、午後診察がないので、
 検査してしまいましょう。
 また、熱がさがらなければ、
 月曜に来てくださいね。」

えっ、月曜日はですね。
東大寺の一番大事な入試なんですよ、、、

また、、、って。

結果的に検査は陰性。

いわゆる仮の結果。
半分安心、
でも
何かすっきりしないまま、
帰宅したのです。

そして、次男を義理の母に預け、
仮眠。

2時ごろ
長男から電話で起きます。

「ママ、終わったよ!
 国語のプリント取りに、
 上本町の塾までいってくるわ!
 ○○(次男)はどうやった?」

「インフルではないようだから、
 安心して!」

またうそも方便、、、
確実でないのですがね、
これまたイチかバチか。

意気揚々だった長男の声を
聞いてひと安心。

その夜も、
疲れすぎて、
意識朦朧だった母でした。

ただ
1つ覚えているのが、
長男のこの一言。

「『1日目の入試を終えて
 一人で帰る子は初めてや、、、』
 って
 先生に言われたよ!」
と笑ってました。

人間、悲劇が起こり続けると
強くなるのですね。

長男が1人で帰らざるを
えなかった理由は、
1週間後、
先生方にお伝えすることになるのですが。

無事、1日目終了です。


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

次回、
05 大阪桐蔭
に続きます!


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いわさきたかこ
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